真っ赤なスイフトスポーツと暮らす with Dream50&Bianchi

FIAT PUNTO SPORTING ABARTHより軽自動車3台を経て、真っ赤なSWIFT SPORTに乗り換え

三菱i(アイ)

2015-10-24 12:07:43 | 三菱 i(アイ)

 ということで、久々の更新ですが車を乗り換えました。


 次期F-Xは、三菱i(アイ)、2006年(平成18年)式、グレードは中間グレードとなるM。スバルが軽自動車から撤退したため、次に欲しい車が限られてしまいました。元々は好きなメーカーはホンダなのですが、スバルのマニアックさも好きだった。R2は、剛性も高く(小型軽量でベーシックグレードのため)燃費もとてもよかった。普段使いの足としては、何ら過不足なく普通に満足していたのですが、スーパーチャージャーもタコメーターも付いていない素のグレードであったため、やはり趣味性は低かった。これまで三菱の車は、購入を検討したこともなかったのですが、初めての三菱車になります。


 出た当時はデザインコンシャスな車として話題となり、軽自動車初となるグッドデザイン大賞を受賞した、形がとても特徴的な車。タイヤをボディのぎりぎり四隅に配置して、ホイールベースが軽自動車では最長の2,550mmを確保している。


 外観に比べると自動車評論家などからの評価は低かった内装。けっこうプラスチッキー。最近の車だと、内装にタッチパネルや液晶ディスプレーを採用して、高級感を高めているので、この辺は年代なり。変速機は、CVTではなく全グレードとも4ATのみ。マニュアルミッションも用意されなかった。


 とりあえず車を買おうと考えたとき、候補となったのは、普通車に戻ってスズキ・スイフトスポーツでもいいなと考えたのですが、他にはスバルR1スーパーチャージャー仕様、スバル製のステラカスタム、旧型のダイハツ・コペンなどを候補として考えた。フィアットの中古という線もあったが、毎日の通勤仕様のため壊れない安定性が第一の条件。スイフトスポーツは、探しているときにちょうど良い出物がなかった。スバルR1は、希少車の部類なので、そもそも車自体が見つからない。スバル製のステラカスタムも、選べるほどたくさんある車ではなかった。旧コペンでは、10年落ち10万キロに届こうかという個体が100万円という相場。三菱i(アイ)は、2006年~2013年まで7年間製造された関係で、中古車が豊富にあって見つけやすく選べる。相場も初期型が40万~60万くらいから、年式が新しいものでも100万いかないくらい。ということで、普通車に戻ろうかとも考えたのですが、また格安中古車を買って遊ぶという路線を継続。


 三菱i(アイ)のグレード構成は、最初期はトップグレードのG、中間グレードのM、廉価なグレードであるSという構成で、すべてが4ATインタークーラー付きターボ車。グレードごとの差異は少なく、アルミホイールの有無、皮巻きステアリング、電動格納型ミラー、標準オーディオの有無などで構成された。走りに関しては、どれを選んでもほぼ同じで、価格も128万~150万(4WDを選ぶと160万)と、軽自動車としては結構な高価格帯な車だった。途中からNAが追加され、2008年頃からは100万を切るリミテッドも投入されて買いやすくなった。


 フロントの斬新なデザインに対して、わりと平凡なリア。R2のデザインにもちょっと似ている。最近の売れ線の軽とは一線を画した丸いデザインという点や、スペース効率ではなくプレミアム性を求めた車だという点でも似ている。


 軽自動車ではなかなか見られない、曲線を主体とした伸びやかなデザイン。前後のオーバーハングがほとんどない車だということもわかります。デザインイメージは、繭(まゆ)、うさぎ、そら豆だそうです。


 ガソリン車のi(アイ)は、2013年に生産中止となりましたが、電気自動車のi-MiEVが継続して販売中。まだ、ある意味では現役な車種。


 ハンドルはウレタンで安っぽい。Gグレードでは本皮巻きが標準装備となる。



 軽自動車最長のロングホイールベースを確保し、エンジンがミドシップ(リア・ミドシップ)に積まれているということもあって、前席の足元の空間が広い。反対にリアは、エンジンがあるため後ろまでスライドできないため一般的なワゴン車などと比べると狭い。G、Mのグレードには、シートの高さを調整できる機能が付いており、シート高を下まで下げて前に足を投げ出すような姿勢を取ると、スポーツカーのようなドライビングポジションを取れる。ショートストロークのシフトノブも、そこから横に手を伸ばした位置に付いており、ここがこの車に乗って最初に気付いた、普通の軽ワゴン車との違い。


 反面屋根は、丸くラウンドしているため箱型の車に比べると、室内空間は狭く感じる。ただ、ガラス面積が大きいため開放感はある。基本的に、似た車がないというか、デザインから4座のミドシップ(ほとんどRR)の走りまで、他に例がないためかなり個性的で特殊な車。一番近いのは、この車が開発されていた当時提携していたダイムラー・クライスラーのスマート。これは、2座のRRエンジン車だった。4座のRRということで、発売された当初は軽自動車のポルシェなどとも言われた。エンジンは、三菱の可変バルブタイミング&リフト機構のMIVECを搭載した、インタークーラー付き3気筒ターボなので、昨今の軽自動車としても、高性能なものが乗っかっている。このエンジンは、もともとi(アイ)の専用設計だったのだが、現在では三菱eKシリーズ・日産DAYZシリーズ、スマート・フォーツークーペ、にも使用されている。ちなみにi-MiEVは、PSA・プジョーシトロエンにも供給され、プジョーiOnシトロエンC-ZEROとして売られている。日本のガラパゴス規格の軽自動車としては、結構ワールドワイドな展開をしてる。


 個人的なイメージとしては、発売当初の頃は(高価な車だったこともあり)ちょっと小金持ちの奥さんのセカンドカーみたいなイメージの車として見ていた。リア・ミドシップとは言っても4ATしかないし、メーカーも女性がターゲットだったみたいで、かわいらしいイメージで売ってました。この車も前オーナーは、女性だったよう。反面、モータージャーナリストなどからの評価は結構高く、走りなども評価されていた車でした。ただモータージャーナリストに評価の高い車って、あまり一般受けはしなくて売れなかったりもします。新型コペンやアルトターボRS、S660などの趣味性の高い軽自動車が再び発売され話題となっていますが、この車は中古車が安くなってきているので、気軽に買って安く遊べる趣味軽自動車としては、なかなか良いんじゃないでしょうか。


 ということで、次期F-Xとなる三菱i(アイ)の購入でした。


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1 コメント

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アイとの出会い (しんちゃん)
2021-12-15 18:05:05
今更ながら三菱アイを飼いました!

前の車がスバス・ステラだったので、拘りのある者同士楽しみます!

※いい個体に出会ってしまった。
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