ということで、R2を買った時からの念願だった、ホイールカバーの交換をします。選択したのは、VENPLA社のCutie Whiteという製品。
ホイールカバーは、ホームセンター等に行くと1,980~2,980円程度で売られている、お手軽なドレスアップパーツですが、こちらは定価9,800円。オークションで5,750円という価格で売られています。送料込みだとおおよそ7,000円弱。う~ん、もう少しで中古のアルミホイールに手が届きそうなお値段。
こちらを選んだ理由は、かなり数少ないパールホワイトのホイールカバーであったという点。
ホワイトリボンタイヤぽく見せる周辺部とメッキという組み合わせ。
ベンプラ社のHPを見ていますと、メッキやホワイトリボンのイメージを多用したキャルルックをイメージさせる商品が並んでいます。こちらも、そういった系統のうちのひとつということになるのだろうと思います。
ホイールカバーは、大体作りが同じなのですが、裏から補強(固定)用の針金をはめ込みます。
針金をストッパーに左右からセットして…
爪に針金をはめていきます。針金の強さは、調整できるようになっている。
インチ数だけあっていれば、大概の鉄ホイールに合うようできている汎用品なので、一般に売られている社外品は、大抵こうなっていると思います。キャルルックの総本山的なMOON EYES社の製品だと、スチール製のものも売られている。耐久性を考えるとこちらですが、やはりお値段もそれなりにします。キャルルックとは、70年代にアメリカのカリフォルニアで生まれた、フォルクスワーゲンのビートルやワーゲンバスなどのカスタム手法のこと。あんまり、そちら方面には詳しくはありません。R2の元ネタのひとつでもあるスバル360でも、キャルルックっぽいホイールを付けている例が見受けられる。
4本ともセッティングが終わりました。
買ったときに車屋のおやじが付けてくれた社外品ホイール。近くで見ると、そう悪くはないのですが、ちょっとR2のイメージには合わなかった。実は、ホイールカーバーの交換は、今回が初めて。これまでアルミ装着車しか所有したことがなく、外し方が分からない。ネットで調べてみると、傷を付けないようにタオルを巻いたマイナスドライバーを差し込むという方法や、ホイールキャップを外すための車載工具を使ったやり方などが紹介されている。隙間がなくてマイナスドライバーは入らないし、どうしたものかと思いきや、単に思い切り引っ張って外すという原始的な方法で解決した。
割れてしまわないように、力が一点に集中しないよう持つ必要がある。さいしょはおっかなびっくりだが、ひとつ外れると要領が分かってきて、すいすい外れた。
ホイルカバーを外した、鉄チンホイール。白いボディにアクセントの黒で、えらくスポーティでかっこよい。このままでも、いいんじゃないかと思えたくらい。
アルミを付ける場合も、白ボディ+黒やガンメタという組み合わせは、良さそうです。買い物かごを抱えたおばちゃんのスーパーちょい乗り仕様ぽかったR2が、いきなりえらくやさぐれてしまった。
低いグレードのものには、へたにアルミを付けるより、こちらの方があっているのかも。車屋のおやじが塗りなおしてくれたのか、鉄チンホイルがえらく黒々としているということもあるでしょうが。
安いホイルカバーと比べて、特に高級感があるかというと、別にそういうわけでもない。問題は、どのくらい耐久性があるかということ。塗装の劣化やメッキのくすみ、プラスチックの劣化による本体の割れなど、どの程度までいけるでしょうか。はめ方は、外し方の逆。一点に力が集中しないように、足と手を使って均等に押さえて、パチンとはめ込む。
装着完了。針金を固定したり、外し方やはめ方を調べたりと、準備に手間がかかったが、作業自体は30分程度しかかからない。VENPLA Cutie WhiteのパールホワイトとR2のパールホワイトでは、微妙色味が違う。ネットで調べたときに、すでにR2にこれを装着している方がいらっしゃったので、そこは織り込み済み。
このホイールを選んだもうひとつの理由が、ボディラインが似ているNEWフィアット500にこれを装着している例が多かったこと。市販車の例では、マツダ製造だった頃のオートザム・キャロル、スバルヴィヴィオのクラッシックバージョンであるスバル ビストロ・シフォン、最近のものだと少し形状はことなるが、ミラココアなんかも、同じ意匠のホイールを使っている。実は、スバル360のリバイバルイメージで作られていたスバル エルテンでも似た意匠のホイールを装着していた。ミケロッティ・ディーンというのが、元ネタのひとつの様です。かわいい感じの車、レトロよりの車に使用されている形だと思います。
デザイン優先で造形されているため、結構ボリュームがあります。どこか玩具っぽく感じるが、この単純な形がトミカのホイールを連想させるからですな。
タイヤがフェンダーをはみ出すと車検に通らないそうですが、ぎりぎりかな。もっとも車検時には、ナットの締め付け具合を確認するためホイールカバー自体外す必要があります。また、ホイールカバー装着時の注意点としては、タイヤにぴったりと密着しすぎていないかどうかを確認する必要がある。そうでないと、走行時にタイヤが変形した際にホイールカバーが脱落してしまう恐れがあるみたいです。
装着したイメージとしては、スピード感とかとは真逆の方向性。レトロというか、玩具っぽいというか、可愛いといえば可愛いけれど、キッチュというかファンシーな感じ。でも、20万円台で買った安いベーシックモデルが、少しだけ特別な車に変わったように感じる。
ということで、装着テストを兼ねた街乗り外出。町で遭遇したパールホワイトの三菱i。この車、デザインが軽自動車を越えたレベルなのですが、リアがちょっと惜しい。でも、近年の軽自動車としては、稀に見る手のかかった良い車だと思います。
メッキが入っていますので、太陽光が降り注ぐ場所では良い感じです。
ヴィヴィオのビストロ・シフォンですでにやっているのですから、ベーシックグレードのR2の標準ホイールカバーにして欲しかったくらい。女性がターゲットならば、販売上でもより効果があったと思うのですが。
とりあえず、おばちゃん臭さは払拭された。
R2の特徴でもある車体の丸さがより強調されるような印象。キッチュな感じで軽自動車っぽさもより強調されてしまいますが。
なんかどこかで見たことあるような、80年代っぽいというか、ある意味、懐かしい感じのするホイールですな。
ということで、半日ほど乗り回しましたが、心配していたホイールカバーの外れもなし。値段が値段ですから、外れてなくなってしまうのは痛い。また、メッキにパールホワイトなので路肩の縁石も怖い。
白い車に白いホイールということで、統一感があってよいですが、どこかにワンポイントのアクセントも欲しい。
R2やステラ用の純正アルミホイールを買おうと思うと、オークションでも15,000円程度+送料3,000円~6,000円くらいと、そこそこ値が上がる。これは、これでよい感じなので無理してアルミはいらないかも。
R2でこれを装着している例はあまり見かけませんが、R2に乗ってる方にはお勧めしたい可愛らしさです。車のキャラクターにあっているホイールだと思います。
ということで、プチ・ドレスアップ・ホイールカバーの交換。VENPLA社のCutie Whiteでした。さあ、次はハンドルカバーだ。
中途半端なアルミよりgoodです。
ドレスアップという意味ならば、何より安価で、手軽に変えられて、形の自由度も高いホイールキャップという選択肢も、ありなんでしょうね。