真っ赤なスイフトスポーツと暮らす with Dream50&Bianchi

FIAT PUNTO SPORTING ABARTHより軽自動車3台を経て、真っ赤なSWIFT SPORTに乗り換え

ラリーアート ラジエターキャップ

2015-11-27 17:54:19 | 三菱 i(アイ)

 急に冷え込んできました。寒くなると車いじりも急激におっくうになり、出掛けるのもなんだかグズグズしていて時間だけが経過するという感じになります。


 購入時に車検を通す関係でリアタイアだけを販売店の方で新品にしてもらい、フロントはそのままだった。タイヤ4本とも交換を希望し、バッテリーも新品を交渉はしたけれど、何しろ格安ということでオイル交換とリアタイア交換だけだった。そのフロントタイヤも交換したいのだけれど、ちょっと寒くておっくうになります。


 とりあえず、小ネタとして入手したラリーアートのラジエターキャップ。これは、開弁圧を127KPa(1.3kg/cm2)に変更することで、クーラントの沸点を高め、スポーツドライビングやサーキット走行などエンジンにとって過酷な条件でもオーバーヒートを防止するというもの。対応車種はランエボとランサー/ミラージュで、軽自動車の場合あんまり関係はないようなものですが、ワンポイントのお洒落グッズということで、2,800円ほどする部品ですが1,000円だったので入手してみた。


 以前は、こういうメーカー系列のチューニングメーカー製のパーツやステッカー類は、結構熱心に買っていた。こちらは、ホンダ系列の無限のラジエターキャップ。スバルからもSTIのものが、スズキ、ダイハツなど各メーカーからも出ています。


 こちらは、同じく無限製のシフトノブ。小さなアルミ削りだしのパーツですが、10年以上前で6,800円という結構なお値段。これは色違いで2本もっていたような気がします。メーカー系列のチューニングパーツは、どれも高い。様々なチューニングパーツの中でも別格というような位置付けです。


 アイのボンネットの下には当然エンジンはない。ラジエターはフロントにあって、リアにあるエンジンまでステンレス製のパイプを通って冷却水が循環しています。そのため、冷却水の量は軽自動車としては多めの約6ℓも必要となります。ちなみにエンジンオイル量も約4ℓと多め。エンジンオイル量が多めなのは、スマートフォーツークーペ用に作られた総排気量999ccの3B21型を基本としているからなのだとか。まあ、いろんな意味で変わった車なのです。


 それで、ラジエターキャップを見るけれど、ありません。調べて見ると、実はi(アイ)にはラジエター上部にエア抜きボルト、下に排出用のドレンボルトがありますが、ラジエターキャップ自体がない。エンジンルームにあるコンデンスタンクのキャップが、ラジエターキャップの役割を果たしているそうです。プレオでもR2でも、ワゴンRやムーブでもラジエターキャップは存在するため、このような構造ということを初めて知りました。画像の右側にある丸いものが、エア抜き用のボルトで、ここからクーラント液を足します。


 調べてから買えよという話なのですが、i(アイ)購入後一ヶ月なため、あれこれと手探りでやっている。i(アイ)のようにメーカー的に新しいことをやった車、他とは変わった車では、いろんな部分が他の一般的な車とは異なっていることが多い。カーステレオも一般的な1DIN 2DIN型ではなく、メーカーオリジナルデザインなため、ナビや社外品のステレオ交換時には、別途7,000円ほどするセンターパネルキットを買う必要があったり、タイヤも前後異なる太さというだけでなく、i(アイ)専用とでもいうような特殊なサイズが使われているため、割高でコストがかかる。ヘッドライトのバルブを交換するのに、ヘッドライトユニットごと取り外さなければならなかったり(面倒くさい)する。フロントにエンジンがないため、ボンネット内は隙間がありそうなのに、他の車と比べてえらく狭い。


 せっかく作業をやりかけたということで、気を取り直して気になっていたワイパーの錆びを処理することに。この個体は、わりかし綺麗な方なのですが、もうすぐ10年落ちの軽自動車ということで、ワイパー部分に錆が浮いている。このようなワイパーや黒樹脂部分の白け、ヘッドライトのカバーの曇りなどが、年式の低い車を買う際に一番劣化を感じさせる部分だと思います。


 ワイパーブレードの方もこのような感じ。作業するためワイパーブレードを外します。


 実は、i(アイ)の場合この部分も他の車とは異なっているそう。ここが太いため一般的な交換用のワイパーブレードが使えず、ディラーより買わなければならないのだとか。これは初期型のみで、後期型やアイミーブでは一般的なものになっているそう。そのため、ワイパーのアームを後期のものやアイミーブ用に変えるというのも、i(アイ)のオーナーの中ではわりとメジャーなよう。ワイパーブレードなんて、そうそう変えるものでもありませんが、このように微妙に変わっていて不便な部分が多い。


 とりあえず、手持ちのタッチペンのつや消し黒を使用します。


 あんまりひどい場合は、外してスプレーをしたほうが早いのですが、今回はそれほどでもないということで、タッチペンにて対応。ワイパーは運転している間は常に目に入る部分なので、精神衛生上もよい。


 この巨大なガラスを拭くために、ワイパー自体も専用に開発された特殊な形をしている。そのため立てるとえらく長い。この辺りはそのままi-MiEVに使われていますから、その後も生かされているのでしょうけど。i(アイ)専用に開発されたシャーシもi(アイ)で開発コストが償却ができたことで、安く電気自動車が開発できたという事情もあるようです。i-MiEV専用として、このボディやシャーシを開発していたら、数が出ないためもっと高価なものになっていたでしょう。i-MiEVは、最初は500万ちかくしたものが現在だと補助金を使って200万ほど、中古だと50万~150万くらいと、電気自動車としてはかなり身近なものになっています。i(アイ)に乗っていると電気自動車ですか?と聞かれるのはお約束。


 この車、出始めの頃はデザインがかわいいとかお洒落という理由で女性に売れたようですが、今から中古で買おうという場合には、いろんな特殊性と手間やコストがかかるということを知った上でないと、人には薦めにくいマニア向けな車になっている。ミッドシップに乗ってみたいとか、明確な理由がある場合には、車の特殊性を知った上で買うのでしょうから問題はないと思いますが。


 ということで、(付けられなかったけど)ラリーアート ラジエターキャップでした。


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