真っ赤なスイフトスポーツと暮らす with Dream50&Bianchi

FIAT PUNTO SPORTING ABARTHより軽自動車3台を経て、真っ赤なSWIFT SPORTに乗り換え

ホンダ モーターサイクル レーシング レジェンド vol.3 ・八重洲出版

2009-07-30 22:53:53 | 書籍&映像&音楽

 正確なタイトルは、“Honda Motorcycle Racing Legend(ホンダ モーターサイクル レーシング レジェンド) vol.3 至高のエンジニアリングと日本人の誇り 1952-1975”です。立ち寄った先の書店で、たまたま見かけたため買ってみました。八重洲出版は、モーターサイクリスト・オールドタイマー誌などを発行している自動車、バイク関係の老舗出版社です。これはヤエスメディアムックというムック本で、オートバイに限らず車(キャンプ、ドライブ)、自転車なども扱うシリーズのようです。vol.3ということで、“vol.1 ホンダ2輪レース世界制覇の軌跡1976-1990”、“vol.2 GP500勝と21世紀の4ストローク1991−2007”に続いての第三弾となります。ホンダだけではなく、今年の5月頃にはヤマハのレース史を扱った“YAMAHA RACING GLORY Since1955 ヤマハ栄光の記録”も出ています。第一弾では、76年にレースの世界に復帰したホンダが、世界中すべてのレースカテゴリーを制覇するまでを、続くvol.2ではGPレース通算500勝達成から現在までを、vol.3では54年の本田宗一郎氏による“T.Tレース出場宣言”から、67年の撤退にいたるまでのホンダの第1期世界グランプリ活動を取り上げています。プロジェクトXでも取り上げられましたが、まだ日本の工業製品が世界に認められてないこの時期の最初の挑戦は、大きな成果(成功)をおさめ、ホンダだけではなくヤマハ、スズキと世界に出て行く第一歩となりました。トライアンフ、MVアグスタといった外国勢の強豪だけではなく、2ストローク勢に4ストで立ち向かう(そのために50cc2気筒で、20,000回転、9速トランスミッションのレーサーを開発する)など、圧倒的な技術力を示しました。私の世代的には、NSRなどの80年代~90年代の2ストロークの年代なので、この第1期には生まれてないのですが、この時代にはロマンがありますね。またこのムックには、ホンダの第1期レーサーが全て収められており、このような資料本もそうありませんので(あったとしても5,000円~はする)、ホンダのバイクに乗っている人には、なかなか貴重な一冊だと思います。私は、普通はブックオフ専門で、2,500円もするような高い本はまず買わないのですが、これは思い切っていっちゃいました。(実際には、立ち寄った本屋でたまたま見つけて、次に立ち寄った時にはもうなくなっていて、5~6件本屋を探し回りました)。ドリーム50は、この時期の市販レーサーCR110のレプリカですから、ドリームに乗っている人にも必見の一冊だと思います。


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