スポイチ編集長日誌

最近はGTAオンラインの攻略ばっかりです。
日付そのままで修正・追記したりします。

ブラック企業に「定義」なんざ要らねぇんだ

2013年04月17日 | 社会
ブラック企業というのは、仕事がきつい、長時間労働を強いる割に給与が安い(薄給激務)、社風がヤバい、カルト宗教的、反社会的・違法なことをやっている等、要するに「そこで働くことをオススメできない企業」を意味するネットスラングです。
しかし、不景気と労働環境の悪化により、最近ではマスコミでも普通に使われるようになってきました。

そこで、ブラック企業ではないかとネットで名指しされた当の会社の中には、「ブラック企業という言葉に定義は無い。だからブラックという批判には答えない。」みたいなコメントを出すところも出てきているようです。ありがとうカード。

てか、もともと俗語なんだから明確な定義なんかあるわけないっての。
ブラック疑惑が定着しつつある企業がやるべきことは、自殺者を出したり、次々と若者を使い捨ててその社会的コストを外部に丸投げするような企業体質と労働環境の改善だろう。

そういうこともやらずに、ブラック企業の「言葉の定義を~!」とか言っているのを見ると、かつて福島第一原発事故の初期に、「メルトダウン」という言葉に過剰に反応して、「メルトダウンの定義を~!」とか喚いていた人がいっぱいいたのを思い出します。
そんなことやってる間にも燃料棒は熔けちまったんだよ。

現代の企業社会的な意味におけるダメ人間の顕著な特徴は、「どうでもいい枝葉末節に異常にこだわる」ことですが、ブラック企業もどうでもいい俗語の定義にこだわったり、ありがとうカードとか紙くず配ってる間に組織が溶融してしまうこともありうるのではないでしょうか。



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