今年(2014年)は猛暑で蚊が少ないとか言われてるみたいですが、おれ山の中の家に住んでたから知ってるんですけど、蚊って、真夏の日中の余りにも暑すぎる時間帯は木陰とか日陰でじっとしていて、夕方になって気温が下がってくると活動を開始するんですよね。
だから、これから気温が下がってくれば、今までおとなしくしていた蚊共が一斉に暴れ始めて刺されまくる人も出てくるかもしれません。
折しも国内でデング熱患者が発生したとか、この先温暖化の影響で、これまで熱帯地方だけのものとされてきた蚊が媒介する病気が日本国内で発生することもあり得るでしょう。
そういう時には蚊撃退グッズの出番です。
私自身、非常に蚊に刺されやすい体質で、周囲の他の人が全く刺されていないのに、俺だけ刺されまくるとかは日常で、蚊のせいでこれまで夏は常にカイカイで大変不快な思いをしてきましたので、各種蚊取りアイテムへの造詣は自分でも深いと思っています。
ところが世の中では、「蚊に刺されやすい」という話をすると、「汗をかきやすいから蚊に刺されやすいんだ」とか、「酒を飲みすぎてるから蚊に刺されやすいんだ」とか、「甘い物好きだから蚊に刺されやすいんだ」とか、「肥満気味で二酸化炭素を出しすぎてるから蚊に刺されやすいんだ」とか、「蚊に刺されないためには体質改善しろ」とか、「痩せろ」とか、まるで「刺される方が悪い」みたいな言い方をされることがあるのですが、そんなまるで蚊対策に名を借りたデブに対するヘイトスピーチみたいなのはこの際シカトだ。
だいたい、体質改善なんかしている今この瞬間にも蚊に刺されて激カイカイになってしまうので、そんなアドバイスは役に立ちません。
我らに必要なのは、とりあえず視界範囲内の蚊共を皆殺しにするための即効性の蚊駆除グッズ。
そこで今回は、たくさんの種類がある蚊取りグッズを実際に試してみたうえで、「効果」「即効性」「使い勝手」「薬剤の臭い」という4つの観点から評価してみました。
評価についてはあくまで使用者の個人的な感想です。
蚊取り線香
効果…○
即効性…○
使い勝手…△
薬剤の臭い…あり(蚊取り線香の匂い)
王道の蚊取り線香。安定の効果と即効性、どこでも売っている手軽さから、お宅によってはいまだ蚊取りグッズの主力の地位を維持しているかもしれない定番商品。
短所としては、火を使うのでお子さんがいたり燃えやすいものが多い家では使いにくいのと、使い終わった後の灰の始末が面倒な点。それと線香なので毎日のように使っていると部屋や家具が煤っぽくなるところだろうか。
スプレー式殺虫剤
効果…◎
即効性…◎
使い勝手…△
薬剤の臭い…なし(あるものもある)
これも伝統的な対蚊用殺虫剤。蚊だけでなくハエやGにも効果を謳うものが多い。さすがに打撃力は高いものの、飛行している蚊の姿を視認してからある程度狙いをつけて噴射する必要があるため、「羽音はすれども姿は見えず…」というステルスモスキートに対しては相性が悪い。
また、たとえ命中・撃墜に成功しても、薬剤がかかってしまった家具などがベタベタになってしまうなどの二次被害が発生するおそれもある。
電気式蚊取り
効果…○
即効性…△
使い勝手…○
薬剤の臭い…なし(あるものもある)
ボトルに入った液体式の駆除剤を蒸散させるタイプの蚊取りグッズ。家庭用コンセントを用いる他に、屋外での使用を考慮した電池式のものもある。あらかじめスイッチを入れておけば安定して効果を発揮する。薬剤も現在は大容量でボトルの交換不要で1シーズンもつものもあり、場所を選ばず使い勝手もいい。
欠点は、スイッチを入れてから実際に効き始めるまで時間がかかること。飛んでいる蚊の姿を見つけてから慌てて使用したのでは、蚊に先制されて刺されてしまうおそれがある。
虫除けスプレー
効果…△(個人差が大きい、塗っていない部分には効果なし)
即効性… -(殺傷力はなし)
使い勝手…△(事前にスプレーする必要がある)
薬剤の臭い…なし(あるものもある)
虫除けスプレーは蚊を駆除するのではなく、あくまで「蚊を寄せ付けない」ためのものなので厳密には「蚊取りグッズ」ではない。しかし、電気も火も必要としないことと、効果範囲が自分の身体であることから、屋外を移動する際の用途としては相性がいい。
欠点はもともと蚊に刺されやすい人や、汗をかきやすい人には効果が減じやすい点。
網戸用忌避剤
効果…△
即効性… -(殺傷力はなし)
使い勝手…◎
薬剤の臭い…なし
網戸に貼ったり玄関のドアノブにぶら下げたりして蚊を窓や玄関ドアに寄せ付けないことによって、屋内への侵入を防止しよう、という狙いの製品。
網戸に貼るかぶら下げておくだけ効果を発揮し、電気も火も使わず臭いもしないのはポイントが高いものの、ヤツラは家に入ってくる時はそれでも入ってくる、というのが実際に使ってみての感想である。
ワンプッシュ式蚊取りスプレー
効果…◎
即効性…◎
使い勝手…◎
薬剤の臭い…あり(すぐに消える)
対蚊砲の真打ち。たとえ蚊の姿が見えていなくとも、部屋に一発シュッとするだけでボトボト落ちる。まるでVT信管かというほどの威力。蚊の他にも床が墜落した羽虫だらけになってビビるくらい。たまにお前は誰だよ?って感じの知らない虫が巻き添えで死んでることもある。そのぐらいよく効く。しかもスプレー後数時間にわたって忌避効果もあるという凶悪ぶり。もちろんスプレー式なので電気も火も不要。
取説によると床に置いてスプレーするようにとあるが、上から覗き込んだまま噴射ボタンを押したことによる自爆を避けるためには、腕を高く掲げて上に向かって噴射するとよい。
いかがでしたでしょうか。個人的には最後の「押すだけスプレー式蚊取り」が強力かつ使い勝手が良すぎて、これを使い始めてから他の蚊取りグッズは引退させようかと本気で思っているほどです。
懸念としては比較的最近出てきた製品なので、副作用や疾患を持っている人への悪影響というところでしょうか。
猛暑が一段落してからの蚊の脅威が身近に迫っている昨今、蚊取りグッズを上手に使って残り少ない夏を乗り切りたいものです。
関連記事:害虫対策シリーズ
コバエ対策教えるよー\(^o^)/
カツオブシムシと交戦状態に入れり(画像なし)
木造家屋住みだけどゴキブリ対策教えるよー\(^o^)/
だから、これから気温が下がってくれば、今までおとなしくしていた蚊共が一斉に暴れ始めて刺されまくる人も出てくるかもしれません。
折しも国内でデング熱患者が発生したとか、この先温暖化の影響で、これまで熱帯地方だけのものとされてきた蚊が媒介する病気が日本国内で発生することもあり得るでしょう。
そういう時には蚊撃退グッズの出番です。
私自身、非常に蚊に刺されやすい体質で、周囲の他の人が全く刺されていないのに、俺だけ刺されまくるとかは日常で、蚊のせいでこれまで夏は常にカイカイで大変不快な思いをしてきましたので、各種蚊取りアイテムへの造詣は自分でも深いと思っています。
ところが世の中では、「蚊に刺されやすい」という話をすると、「汗をかきやすいから蚊に刺されやすいんだ」とか、「酒を飲みすぎてるから蚊に刺されやすいんだ」とか、「甘い物好きだから蚊に刺されやすいんだ」とか、「肥満気味で二酸化炭素を出しすぎてるから蚊に刺されやすいんだ」とか、「蚊に刺されないためには体質改善しろ」とか、「痩せろ」とか、まるで「刺される方が悪い」みたいな言い方をされることがあるのですが、そんなまるで蚊対策に名を借りたデブに対するヘイトスピーチみたいなのはこの際シカトだ。
だいたい、体質改善なんかしている今この瞬間にも蚊に刺されて激カイカイになってしまうので、そんなアドバイスは役に立ちません。
我らに必要なのは、とりあえず視界範囲内の蚊共を皆殺しにするための即効性の蚊駆除グッズ。
そこで今回は、たくさんの種類がある蚊取りグッズを実際に試してみたうえで、「効果」「即効性」「使い勝手」「薬剤の臭い」という4つの観点から評価してみました。
評価についてはあくまで使用者の個人的な感想です。
蚊取り線香
効果…○
即効性…○
使い勝手…△
薬剤の臭い…あり(蚊取り線香の匂い)
王道の蚊取り線香。安定の効果と即効性、どこでも売っている手軽さから、お宅によってはいまだ蚊取りグッズの主力の地位を維持しているかもしれない定番商品。
短所としては、火を使うのでお子さんがいたり燃えやすいものが多い家では使いにくいのと、使い終わった後の灰の始末が面倒な点。それと線香なので毎日のように使っていると部屋や家具が煤っぽくなるところだろうか。
スプレー式殺虫剤
効果…◎
即効性…◎
使い勝手…△
薬剤の臭い…なし(あるものもある)
これも伝統的な対蚊用殺虫剤。蚊だけでなくハエやGにも効果を謳うものが多い。さすがに打撃力は高いものの、飛行している蚊の姿を視認してからある程度狙いをつけて噴射する必要があるため、「羽音はすれども姿は見えず…」というステルスモスキートに対しては相性が悪い。
また、たとえ命中・撃墜に成功しても、薬剤がかかってしまった家具などがベタベタになってしまうなどの二次被害が発生するおそれもある。
電気式蚊取り
効果…○
即効性…△
使い勝手…○
薬剤の臭い…なし(あるものもある)
ボトルに入った液体式の駆除剤を蒸散させるタイプの蚊取りグッズ。家庭用コンセントを用いる他に、屋外での使用を考慮した電池式のものもある。あらかじめスイッチを入れておけば安定して効果を発揮する。薬剤も現在は大容量でボトルの交換不要で1シーズンもつものもあり、場所を選ばず使い勝手もいい。
欠点は、スイッチを入れてから実際に効き始めるまで時間がかかること。飛んでいる蚊の姿を見つけてから慌てて使用したのでは、蚊に先制されて刺されてしまうおそれがある。
虫除けスプレー
効果…△(個人差が大きい、塗っていない部分には効果なし)
即効性… -(殺傷力はなし)
使い勝手…△(事前にスプレーする必要がある)
薬剤の臭い…なし(あるものもある)
虫除けスプレーは蚊を駆除するのではなく、あくまで「蚊を寄せ付けない」ためのものなので厳密には「蚊取りグッズ」ではない。しかし、電気も火も必要としないことと、効果範囲が自分の身体であることから、屋外を移動する際の用途としては相性がいい。
欠点はもともと蚊に刺されやすい人や、汗をかきやすい人には効果が減じやすい点。
網戸用忌避剤
効果…△
即効性… -(殺傷力はなし)
使い勝手…◎
薬剤の臭い…なし
網戸に貼ったり玄関のドアノブにぶら下げたりして蚊を窓や玄関ドアに寄せ付けないことによって、屋内への侵入を防止しよう、という狙いの製品。
網戸に貼るかぶら下げておくだけ効果を発揮し、電気も火も使わず臭いもしないのはポイントが高いものの、ヤツラは家に入ってくる時はそれでも入ってくる、というのが実際に使ってみての感想である。
ワンプッシュ式蚊取りスプレー
効果…◎
即効性…◎
使い勝手…◎
薬剤の臭い…あり(すぐに消える)
対蚊砲の真打ち。たとえ蚊の姿が見えていなくとも、部屋に一発シュッとするだけでボトボト落ちる。まるでVT信管かというほどの威力。蚊の他にも床が墜落した羽虫だらけになってビビるくらい。たまにお前は誰だよ?って感じの知らない虫が巻き添えで死んでることもある。そのぐらいよく効く。しかもスプレー後数時間にわたって忌避効果もあるという凶悪ぶり。もちろんスプレー式なので電気も火も不要。
取説によると床に置いてスプレーするようにとあるが、上から覗き込んだまま噴射ボタンを押したことによる自爆を避けるためには、腕を高く掲げて上に向かって噴射するとよい。
いかがでしたでしょうか。個人的には最後の「押すだけスプレー式蚊取り」が強力かつ使い勝手が良すぎて、これを使い始めてから他の蚊取りグッズは引退させようかと本気で思っているほどです。
懸念としては比較的最近出てきた製品なので、副作用や疾患を持っている人への悪影響というところでしょうか。
猛暑が一段落してからの蚊の脅威が身近に迫っている昨今、蚊取りグッズを上手に使って残り少ない夏を乗り切りたいものです。
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