スポイチ編集長日誌

最近はGTAオンラインの攻略ばっかりです。
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「ほのめかし」で脅してくる奴への対処法

2011年07月04日 | その他
常々、日本のマスコミやジャーナリストは、政治家や権力者からの「書いたらどうなるか分かってるよね…?」「言わなくても分かってるよな?」式の「におわせ」や「ほのめかし」による脅しにとことん弱い、ということは公然の事実。
たぶん彼らは臆病であるのと、無駄に空気を読めすぎるために、日本の政治家や権力者、ヤクザが多用する「言外の脅し」や「ほのめかし」を敏感に理解して反応できてしまうことが逆に弱点になっているのではないかと思う。

では、もしもマスコミの記者やらに空気を読んだり「言外の意味」を感じ取る能力が皆無だったらどうなるか?

空気の読めなさというか日本語の通じなさで定評のある組織と言えば、3.11以降そのダメっぷりがクローズアップされてしまった東電とか、その東電も入ってる「原子力村」なんてのもあります。
フクシマの事故以降、彼らの対応に対して「もしかしてこいつらは日本語が通じないのか?」という疑いを抱いた人は多いかと思いますが、彼らの徹底した「言外の意味の読めなさ」は、放射線測定用のラジコンヘリが建屋に墜落したという事故の際も如実に表れていました。

「これがもしテロだったら…」
という声に対し、
「はあ?重さ8kgのラジコンヘリに建屋が壊せるわけないしwww」
とドヤ顔で返す村民らしき人の姿に、やっぱり「日本語が通じてない」んだなあと思いました。

「これがもしテロだったら…」
という言葉の内には、言外に
「もしもヘリが爆発物を抱えていたら…」
とか、
「(9.11テロのように)もっと質量の大きな機体だったら…」
という意味が含まれていることは、普通の人だったら分かりますよね。

でも、世の中にはそういう「言外の意味」が分からなくて、上記のような
「ラジコンヘリだから建屋は壊れないよ。だから対策なんて必要ないよ。心配する奴はバカ」みたいな反応をしてくる人が結構多いんだなと3.11、いやフクシマ以降思い知りました。

だけれども、
「におわせ」
とか
「ほのめかし」
とか
「オブラートに包んだ表現」
が通じないって、世の中を生きていくうえで、ある意味では最強だな。

だって、ヤクザ的な人間が、脅迫罪にならない程度に
「におわせ」や「ほのめかし」をして相手を萎縮させようとしても、ぜんっぜん理解してもらえないんだもん。

「夜道には気をつけろよ」
「最近暖かくなったから大丈夫です」
「いや…そうじゃなくて…」

「ケツから手突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろか!?」
「あなたの腕そんな長くないでしょ」
「いや…そうじゃなくて…」

「娘さんは大きくなったかい?」
「私より身長が伸びました」
「いや…そうじゃなくて…」

「ラーメンに指が浸かってるんだよ」
「熱くないから大丈夫です」
「いや…そうじゃなくて…」

「人を3~4分も待たせておいて…」
「1分37秒ですよ」
「いや…そうじゃなくて…」

「お腹に赤ちゃんがいます」
「エッチなことしたんだなあ」
「さっさと席譲れ!!!」

な感じで、せっかくの「ほのめかし」「におわせ」が全く理解してもらえないばかりか、話の通じなさについイラッとしてしまい、一線を超える発言をして脅迫でタイーホなんてオチになる可能性もあるわけです。

これからは、「ほのめかし」で脅してくる奴らに対しては、やたらと物わかりがいいとこなんて微塵も見せずに、「えっ、なに?聞こえない」とか、「耳にバナナが入っててな」とか、徹底的に話が通じなくてイライラさせる「東電方式」とか「保安院方式」でいいと思います。



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