「電源が復旧さえすれば…」「冷却機構が復旧すれば…」なんとかなると希望的観測が出されていた福島第一原発ですが、ここに来て、「実はとっくの昔に燃料棒が全部溶けて落下(メルトダウン)してました」とか、「津波以前に地震の揺れで配管または容器そのものが損傷してました」「2、3号機もヤバイです」とか、かねてより噂・不確定情報として流れていたヤバいネタがどんどん確定情報として出てきてますね。
それにしても、圧力容器から豪快に水が漏れ落ちてるアニメーションを作りながら、でも燃料は容器から落ちてませんなんて、何で言えるんだろ?
いっそ、「最初から原発を丸ごと潜水艦として造っておいて、ヤバくなったら○○領海付近で自沈!」とかにしたほうがよほどマシだったんじゃなかろうかとも思うが、今となっては詮無きことだ。
ついでに言うと、もう時間も無い。被災地で津波に流された自動車が一月を経ずに真っ赤っ赤に錆びついている映像を観た人は多いだろうが、「海水に触れる」ということはそういうことだ。2週間以上に渡り海水をジャブジャブ流し込んだのは事実なわけで、容器としての「形」はなしていてもその機能は既に失われているだろう。
3月の下旬くらいまでは、こうした「かなりヤバイことになってるのでは?」という声に対しては、「証拠はあるの?証拠は?いつ誰が言ったの?地球が何回まわった日?何時何分何秒?」みたいな、おめーは「闇奉行」に出てくる悪人か?みたいなとにかく「安全です安全です」と言い続けて、「実は危ない」という情報が出るとムキになって否定していた人たち、すなわち安全厨がいっぱい居たわけです。彼らは、御用学者や電力会社の言うことを真に受けて、「日本の原発は安全!」とか「海外メディアは騒ぎすぎ」とか、一生懸命に言ってたんですね。
まあ、要するにちょこっと原発併設の「電力館」とか「原子力館」の類を見学して、素朴に原発安全神話を信じこんじゃった人たちが、あちこちで電力会社の宣伝トークと同じノリで「原発は安全」「騒ぎすぎ」とか得意顔で言ってたわけですよ。
ところが、その後の実際の展開は、
安全厨「日本の原発は爆発しないよ(キリッ」
↓
ポポポポーン
安全厨「チェルノブイリとは違う(キリッ」
↓
レベル7来ました
安全厨「海外メディアは悲観的すぎ、煽りすぎだ!」
↓
海外の報道ですらまだ楽観的すぎました
…というふうに、まんまと東電に赤っ恥をかかされ、しかも東電は最初からこれらを認識していながら公表しなかったわけです。かかかかわいそすぎる。
ちなみに、御用学者や電力会社は自分たちでは「原発は安全です安全です」って言ってきましたが、「絶対安全です」とは言ってませんし、実は自分たち自身では原発の安全性などまったく信じてはいません。「あんぜんあんしん」は、ぶっちゃけた話、地方土民向けのセールストークであって、彼ら自身は全然信じていなかったことは、最初の爆発の直後に「エアコン・換気扇禁止令」を出した御用学者がいたり、「自分らだけとっとと50km圏外に退避」したホアンいんとかを見てても分かりますね。あと、フルアーマーとか。まあ、末端の「原子力村村民」の中には、自分で安全安全言ってるうちに自己暗示にかかっちゃったような人もいたみたいですが、「上の人の言うことを素朴に信じてるとバカを見るよ」という、この国のいつもの光景が繰り広げられたということにすぎない。
こうして、豪快に梯子を外されてしまった安全厨は今や息してるのだろうかと心配してましたが、ここにきて沈黙の元・安全厨の中には、「ヤケクソになって24時間窓全開!」とか、「半ば意地になって福島産野菜を買いまくる」などの異常な行動を示す者が出てきているようです。くれぐれも無茶はしないでもらいたいものだ。家族に迷惑だから。
かと思えば、いきなり原発反対に豪快に寝返った人も結構いますし、もはやわけが分からなくなってきました。
「何があっても絶対に止めないぞ止めないぞ止めないぞアッー!」ぐらいの勢いだったはずの浜岡原発でさえほんとに止めちゃいましたからねえ。
もともと原子力に関わる人たちというのはなぜか極端な言動に走りがち、というか、原発は単純に言えば「お湯を沸かして発電タービンを回してるだけ」なんですが、なぜかそれに関わる人間の頭も沸かすようです。
私が原子力災害を許しがたいと思うのは、
「老人よりも子供に影響が大きい」
からです。
そしてこの国の老人達は、自分達に影響の無い/少ないものに対してはとことん無関心で冷酷だ。
受験戦争しかり、就職氷河期しかり、派遣切りしかり。いつも「自己責任」の一言で済ませて来たじゃないか。そして今回もそうなるだろう。
もしも仮に放射性物質が、「子供には無害だが老人を即死させる」という性質のものだったのなら、私は原子力大大推進派です。でも、もしそうだったならこの国では、「老人に直ちに影響があるなんてとんでもない!原子力なんて直ちに禁止します!」になったでしょうね。いや割とマジで。
だってさ、
「東電株が紙クズになるなんて、貯蓄感覚で買ったお年寄りがかわいそう!」
とか、
「東電の企業年金を削るなんて(OBの)お年寄りや高齢社員がかわいそう!」
でどんどん救済して国民負担にしちゃえ!って動きになってますからね。
放射性物質の影響が5年以上も後になって出てくるということは、役人はいくらでも無責任な振る舞いをします。
だって、5年も経てば役人は全員異動してるってことだから。彼らは自分が責任を追及されないと分かれば、どんなメチャクチャなことでも平気でやる。現に放射性物質が堆積していることが明らかな校庭を普通に子供たちに使用させてるじゃないか。
東電の役員とか役人とかは、自分の責任を問われないと踏めば、これからどんどんヤバイ情報を出してきますよ。
それでも口でいくら「安全だ安全だ」と言ってはいても、フクシマを見せつけられてしまった後では、首都に突き付けられた匕首である浜岡さんは、浜岡さんだけは止めてしまいたいというのが、まあ東京人というか東京の政治家官僚マスコミの本音なんでしょうね。
原子力行政でさんざんオイシイ思いをしてきた爺さん達は、今さら自分が被曝しようが本望だろうから、大事故で自分が被曝しようと己の主張を改めることは決してないだろう。現にこの国の環境や将来の国民の健康なんぞより、目先の自分の退職金のほうが大事って言ってるしね。
彼らの孫子(まごこ)の染色体を永久に汚損せしめて、初めて彼らは考え直す可能性がある。
そのためには、フクシマさんとハマオカさんとで首都を挟撃する態勢をつくることが最も効果的だったのだが、つまらないことをしてくれるものだ。
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それにしても、圧力容器から豪快に水が漏れ落ちてるアニメーションを作りながら、でも燃料は容器から落ちてませんなんて、何で言えるんだろ?
いっそ、「最初から原発を丸ごと潜水艦として造っておいて、ヤバくなったら○○領海付近で自沈!」とかにしたほうがよほどマシだったんじゃなかろうかとも思うが、今となっては詮無きことだ。
ついでに言うと、もう時間も無い。被災地で津波に流された自動車が一月を経ずに真っ赤っ赤に錆びついている映像を観た人は多いだろうが、「海水に触れる」ということはそういうことだ。2週間以上に渡り海水をジャブジャブ流し込んだのは事実なわけで、容器としての「形」はなしていてもその機能は既に失われているだろう。
3月の下旬くらいまでは、こうした「かなりヤバイことになってるのでは?」という声に対しては、「証拠はあるの?証拠は?いつ誰が言ったの?地球が何回まわった日?何時何分何秒?」みたいな、おめーは「闇奉行」に出てくる悪人か?みたいなとにかく「安全です安全です」と言い続けて、「実は危ない」という情報が出るとムキになって否定していた人たち、すなわち安全厨がいっぱい居たわけです。彼らは、御用学者や電力会社の言うことを真に受けて、「日本の原発は安全!」とか「海外メディアは騒ぎすぎ」とか、一生懸命に言ってたんですね。
まあ、要するにちょこっと原発併設の「電力館」とか「原子力館」の類を見学して、素朴に原発安全神話を信じこんじゃった人たちが、あちこちで電力会社の宣伝トークと同じノリで「原発は安全」「騒ぎすぎ」とか得意顔で言ってたわけですよ。
ところが、その後の実際の展開は、
安全厨「日本の原発は爆発しないよ(キリッ」
↓
ポポポポーン
安全厨「チェルノブイリとは違う(キリッ」
↓
レベル7来ました
安全厨「海外メディアは悲観的すぎ、煽りすぎだ!」
↓
海外の報道ですらまだ楽観的すぎました
…というふうに、まんまと東電に赤っ恥をかかされ、しかも東電は最初からこれらを認識していながら公表しなかったわけです。かかかかわいそすぎる。
ちなみに、御用学者や電力会社は自分たちでは「原発は安全です安全です」って言ってきましたが、「絶対安全です」とは言ってませんし、実は自分たち自身では原発の安全性などまったく信じてはいません。「あんぜんあんしん」は、ぶっちゃけた話、地方土民向けのセールストークであって、彼ら自身は全然信じていなかったことは、最初の爆発の直後に「エアコン・換気扇禁止令」を出した御用学者がいたり、「自分らだけとっとと50km圏外に退避」したホアンいんとかを見てても分かりますね。あと、フルアーマーとか。まあ、末端の「原子力村村民」の中には、自分で安全安全言ってるうちに自己暗示にかかっちゃったような人もいたみたいですが、「上の人の言うことを素朴に信じてるとバカを見るよ」という、この国のいつもの光景が繰り広げられたということにすぎない。
こうして、豪快に梯子を外されてしまった安全厨は今や息してるのだろうかと心配してましたが、ここにきて沈黙の元・安全厨の中には、「ヤケクソになって24時間窓全開!」とか、「半ば意地になって福島産野菜を買いまくる」などの異常な行動を示す者が出てきているようです。くれぐれも無茶はしないでもらいたいものだ。家族に迷惑だから。
かと思えば、いきなり原発反対に豪快に寝返った人も結構いますし、もはやわけが分からなくなってきました。
「何があっても絶対に止めないぞ止めないぞ止めないぞアッー!」ぐらいの勢いだったはずの浜岡原発でさえほんとに止めちゃいましたからねえ。
もともと原子力に関わる人たちというのはなぜか極端な言動に走りがち、というか、原発は単純に言えば「お湯を沸かして発電タービンを回してるだけ」なんですが、なぜかそれに関わる人間の頭も沸かすようです。
私が原子力災害を許しがたいと思うのは、
「老人よりも子供に影響が大きい」
からです。
そしてこの国の老人達は、自分達に影響の無い/少ないものに対してはとことん無関心で冷酷だ。
受験戦争しかり、就職氷河期しかり、派遣切りしかり。いつも「自己責任」の一言で済ませて来たじゃないか。そして今回もそうなるだろう。
もしも仮に放射性物質が、「子供には無害だが老人を即死させる」という性質のものだったのなら、私は原子力大大推進派です。でも、もしそうだったならこの国では、「老人に直ちに影響があるなんてとんでもない!原子力なんて直ちに禁止します!」になったでしょうね。いや割とマジで。
だってさ、
「東電株が紙クズになるなんて、貯蓄感覚で買ったお年寄りがかわいそう!」
とか、
「東電の企業年金を削るなんて(OBの)お年寄りや高齢社員がかわいそう!」
でどんどん救済して国民負担にしちゃえ!って動きになってますからね。
放射性物質の影響が5年以上も後になって出てくるということは、役人はいくらでも無責任な振る舞いをします。
だって、5年も経てば役人は全員異動してるってことだから。彼らは自分が責任を追及されないと分かれば、どんなメチャクチャなことでも平気でやる。現に放射性物質が堆積していることが明らかな校庭を普通に子供たちに使用させてるじゃないか。
東電の役員とか役人とかは、自分の責任を問われないと踏めば、これからどんどんヤバイ情報を出してきますよ。
それでも口でいくら「安全だ安全だ」と言ってはいても、フクシマを見せつけられてしまった後では、首都に突き付けられた匕首である浜岡さんは、浜岡さんだけは止めてしまいたいというのが、まあ東京人というか東京の政治家官僚マスコミの本音なんでしょうね。
原子力行政でさんざんオイシイ思いをしてきた爺さん達は、今さら自分が被曝しようが本望だろうから、大事故で自分が被曝しようと己の主張を改めることは決してないだろう。現にこの国の環境や将来の国民の健康なんぞより、目先の自分の退職金のほうが大事って言ってるしね。
彼らの孫子(まごこ)の染色体を永久に汚損せしめて、初めて彼らは考え直す可能性がある。
そのためには、フクシマさんとハマオカさんとで首都を挟撃する態勢をつくることが最も効果的だったのだが、つまらないことをしてくれるものだ。
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そうそう。なんだかんだいって
結局、自分がかわいいだけなんですよねぇ。。
ひどい世の中ですね。
被爆も「直ちに健康に影響はありません」ですって。
まぁそれは間違っちゃないけど、
5年後が楽しみで仕方ないですね笑
もはや今となっては政府東電マスコミがメルトダウンの情報を伏せていたことは明らかですが、
当時さんざん安全安全大丈夫と言ってた人が、今は同じ口で
「彼らは当初からメルトダウンの可能性に言及していた!(キリッ」
ですからね。
「すっかり騙されちゃいました。すいません。」
とは人はなかなか言えないものですね。