いっぽいっぽまたいっぽ

今年度45歳。15年前に地元の役所に就職した田舎者が、巨大組織で働きながら、日々思うことを綴る日記です。

権力への服従

2011-04-04 22:37:19 | 日記
生意気に生きたわたしには、

とにかく権力への反発心が強かった。



とかく権力を振りかざす人、

例えばうちの係にいた自称ジャイアンのような、

ベテランが故に、人をあごで使ったり、自分に共感しないとむっとするような先輩や、

自分が多少知識があると自覚すると、知識のなさそうな人を見下すような若手職員などに対し、

わたしは絶対に彼らを認めたくないという気持ちを、

とても強く持っていた。



しかし、周りを見渡すと、

彼らに対し、おべんちゃらを使い、

上手く会話を合わせ、時に人をけなす時に同調し、

手のひらを返したように、

権力者に服従するような人が、

案外多いことに気付いた。



経験上、そういう人たちは、

あまり自分を見せない。

自分を表現して叩かれるのが怖いのか、

無難に、波風立たないようにすごしているように見える。



ただ、それも、

1つの才能であり、

今のわたしにはマネできない芸当であり、

実力で勝ち取った特権であると痛感する。



生意気なわたしなどは、

そういう頭のキレる人たちに、案外反感を買う。



知性こそ大事なのに、

どうして感性でいちいち反論してくんの?

と言われているような気がしてくる。



くそったれ。

これでも難関を突破したんだ。

そんな人たちと、そう大差はないはず。

あとは、

自分自身の努力か。



わたしなりに権力者への関わり方を勉強して、

いつか見返してやりたい。

コメント
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