半年ぶりの帰省。
1人で帰るのは、
やはりどこか落ち着かなかった。
家族とはたくさん喋った。
そうしようとは思っていた。
終活で、私の衣服は全て捨てられていた。
パジャマがないのは地味にショックだった。
猫のチビは、妊娠したかのようにデブになっていた。
鯉の池はもう何年も空だったが、
いつの間にか土砂で埋められていた。
スナックもコロナ後、初めて行った。
アクリルパネルがあり、
カラオケのマイクにもカバーが掛かっていた。
あの人は元気ですか?ということを、
店のおばさんにたくさん聞いた。
黒霧を5杯飲んで1,800円。
改めて破格だと思った。
選挙が終わり、帰宅して、
体の凝りがほぐれていることに気付いた。
妻に言うと、前も同じことを言っていたと言われた。
故郷の不思議な力。
疲れたら、また帰ろうと思った。