うまく言葉で表せないが、
同郷の後輩が議員をしていて、
私は今の部署に来て、
何度も議員としての姿を見てきたが、
今日質問をした後輩の姿を見て、
今まで考えてきたモヤモヤを解決させる一端に気づけた気がした。
島で育ち、小さなコミュニティで生活を共にし、
島を出てバラバラになり、
気づけば誰がどこでどんな生き方をしているか分からなくなり、
疎遠になり、
ごくたまにある厄年の時に、
慣例で集まるくらいで、
でもその時には全員集まらなくて、
あれだけ仲良く一緒に過ごしてきた友達が、
あたかも出会ってすらなかったかのように、
人生から接点がなくなる…
それがとても寂しいと思っていたんだなあ。
今日見た議員は、
社会人になって、
政治家として生きることを選び、
必死に貫こうとしている。
自分の決めた道で、
ひたむきに働いている。
個人差はあるにしても、
それはみんな同じなのだと思う。
大人になり、
社会人になるのは生まれた時から決まっていたルールだ。
生き方がバラバラになるのは、
予定されていたことだったんだ。
バラバラになってしまったことを寂しく思うのではなく、
バラバラになってしまうことは最初から決まっていて、
だからこそ、
独り立ちしてようやく、
バラバラになる前の過ごした期間が、
大切に感じるのだと思う。
横並びだった幼少期がいつまでも続くわけはないが、
横並びだった時代があったからこそ、
その時に培ったものが、
独り立ちしてから、
必要だと感じるような心境になるのだと思う。
うまく言えないが、
バラバラは必然だが、
バラバラになる前の期間は大事だということだ。