続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「孤独な天使たち」(2012伊/ブロードメディア・スタジオ)

“大人への一歩を踏み出す少年と、心に傷を負った腹違いの姉。地下室で再会した《孤独な天使たち》の生涯忘れえぬ7間…巨匠ベルナルド・ベルトルッチの完全復活を告げ、監督デビュー50周年を飾るメモリアルな青春映画”

およそ30年ぶりに母国語であるイタリア語で撮り上げたベルトルッチ監督作品ということもあってか自伝にも似たみずみずしさを感じたというか、ひとりの世界が大切だった若い頃の自分を思い出したりして…若者への優しい眼差しも心地よかった。

作品としては「ドリーマーズ」(2003)以来およそ9年ぶりということになるけどこちらの方が好きかも、思春期真っ最中の14歳の少年ロレンツォを演じたヤコポ・オルモ・アンティノーリのニキビだらけの不安定な表情や、腹違いの姉役のテア・ファルコがベルトルッチ好みの美女顔なのも印象的だった。

《孤独を愛する14歳の少年ロレンツォは、学校のスキー旅行に行くと両親に嘘をつき、まる1週間好きな音楽と本だけに囲まれて暮らそうと計画する。しかし、思いがけず異母姉のオリヴィアが現れたことですべてが一変する。少年時代との別れを迎えるロレンツォと、2人だけのかけがえのない時間をみずみずしく描き出す》

「ぼくは怖くない」の原作者としても知られるニコロ・アンマニーティの同名小説が原作。

ベルトルッチ監督が、およそ30年ぶりに母国語であるイタリア語で撮り上げた作品。

◆CAST
ジャコポ・オルモ・アンティノーリ、テア・ファルコ、ソニア・ベルガマスコ、ベロニカ・ラザール、トマーゾ・ラーニョ

原題:Io e te

97分


シネスイッチ銀座1 17:00~観客20人程/273席





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