続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「SNS 少女たちの10日間」(2020チェコ/ハーク)

?《3名の成人女性が“12歳の少女”という設定で、SNSで友達募集する様子を10日間に渡り捉えたドキュメンタリー。スタジオに集められた女優たちが、未成年と偽りSNS上に自分の姿を晒していく様子を捉え、そこに集まる2458名もの成人男性らによる卑猥な欲望と誘惑を浮き彫りにする。監督はバーラ・ハルポヴァーとヴィート・クルサーク。》

これは!
前情報から覚悟しての鑑賞だったけど、12歳に見える女優さんを選ぶオーディションや撮影に使用する子供部屋を作ったりと、映画製作にもつながる面白さ満載で、予想以上に面白かった。

“囮捜査”にも似た罠に引っかかる男性たちに怒りを覚えながらも、あまりにぼかしが薄くて本人とわかるような映像に、もしかして“やらせ”なのでは?とか、もしそうだったら男性もオーディションで選んだのかも、とか最後まで疑いながらのスリリングな映像体験だった。

最後の方まで観てみると、犯罪性の高い人ほどぼかしが薄いような気がして、それも納得、SNSの危険性やドキュメンタリーのあり方など色々と考えさせられる作品でもあった、チェコが舞台というのも見どころ!


あらすじ
18歳以上の童顔な3名の女優が、とある撮影スタジオに集められた。彼女らは“12歳の少女”という設定のもと、決められた7つのルールを守りながらSNSで友達募集をするよう指示を出される。そこに、欲望を丸出しにした大勢の成人男性が集まってきて……


原題 V SITI

104分

R15+

監督
バーラ・ハルポヴァー
ヴィート・クルサーク

キャスト
テレザ・チェジュカー
アネジュカ・ピタルトヴァー
サビナ・ドロウハー

横浜ブルグ13 17:00~観客50人程/131席


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