ホロコーストを題材にした作品は幾つも観てきたけど、これはホロコーストから生還したユダヤ人男性がナチスの残党の殺害を企てる姿を描きながらの、ドイツ人600万人を標的にした“プランA”という恐ろしい復讐計画が描かれていたのが見どころ。
この計画がもし実行されていたらと思うと背筋の凍る思いだったけど、目には目をの血で血を洗うような復讐心は不毛であることが伝わってくるラストに救われる思いだった、本当の復讐というのは決して同じ土俵に立たず、いい人生を送ること…。
余談だけど、最近ひとつおきの席取りが多いので旦那と並んで鑑賞は久しぶりだったというか、同じテアトル系でも、ヒューマントラストシネマ有楽町は全席開放だったので、今のところひとつおきはシネ・リーブル池袋だけかも。
あらすじ
1945年、敗戦直後のドイツ。ホロコーストから生還したユダヤ人のマックスは、辿り着いた難民キャンプで、妻子がナチスに虐殺された事実を知らされる。絶望の淵に立たされたマックスだったが、ナチス残党を処刑するユダヤ旅団の兵士ミハイルと出会い……
原題 PLAN A
110分
監督
ドロン・パズ
ヨアヴ・パズ
キャスト
アウグスト・ディール
シルヴィア・フークス
マイケル・アローニ
イーシャイ・ゴーラン
ヒューマントラストシネマ有楽町2 18:45～観客10人程/62席
