続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ぼくのお日さま」(2024/東京テアトル)

《「僕はイエス様が嫌い」で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史が監督・脚本・撮影・編集を手がけ、池松壮亮を主演に迎えて撮りあげた商業映画デビュー作。池松がコーチの荒川役を務め、テレビドラマ「天狗の台所」の越山敬達がタクヤ、アイスダンス経験者で本作が演技デビューとなる中西希亜良がさくらを演じた。主題歌は音楽デュオ「ハンバート ハンバート」が2014年に手がけた同名楽曲。2024年・第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に、日本人監督としては史上最年少で選出された。》

これは大好きな作品になりそう!

ざっくり言うと、「月の光」を伴奏にフィギュアスケートの練習する少女とその少女のコーチと、その少女にこころを奪われた少年の話で、どこを切り取ってもポストカードになりそうな美しい冬景色に導かれてからの、コーチが少年の恋をあと押しながら見守っていた先に待っていたものは辛いものがあったのに、ずっと観ていたいような至福の時間に思えたのは、言葉で説明しなくても登場人物それぞれの気持ちが伝わってくることに心地よさを感じたからかも!

少年の恋をあと押しするコーチ役の池松壮亮くんが安定の演技で若葉竜也くんとの共演も嬉しかったというか、アイスダンスの練習をする越山敬達くんと中西希亜良ちゃん2人が並んでリンクを滑る姿がもう美して可愛くて見惚れてしまった。

2人とも4歳頃から実際にスケート経験があるとのことで納得だけど、コーチ役の池松壮亮くんは出演が決まってから半年ほど練習したのだとか、役者さんってやっぱりすごい!

タイトルにもなっている、エンディングに流れたハンバートハンバートの歌もよかった、というか先にこの歌ありきで着想を得るきっかけになったというだけあって、吃音の少年の気持ちを代弁しているようだった。

監督・脚本・撮影・編集を担当の奥山大史監督も大注目、「僕はイエス様が嫌い」は公開当時に気になっていながらも観てなかったけど、配信でも観られそうなのでチェックしてみたいかも!

☆あらすじ☆
雪の降る田舎町。ホッケーが苦手なきつ音の少年タクヤは、ドビュッシーの曲「月の光」に合わせてフィギュアスケートを練習する少女さくらに心を奪われる。ある日、さくらのコーチを務める元フィギュアスケート選手の荒川は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似して何度も転ぶタクヤの姿を目にする。タクヤの恋を応援しようと決めた荒川は、彼にフィギュア用のスケート靴を貸して練習につきあうことに。やがて荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習を始めることになり……。

キャスト
越山敬達
中西希亜良
若葉竜也
山田真歩
潤浩
池松壮亮

監督
奥山大史

90分

G

TOHOシネマズシャンテ2 17:30〜観客30人程/202席






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