続・とりあえずの映画鑑賞メモ

あらくれ(1957/東宝)

“自然主義文学の代表的作家・徳田秋声の同名小説を水木洋子が脚色し、成瀬巳喜男が演出した作品”

《生まれつき気性が激しく、そのくせ情にほだされやすい女が、次々と男に捨てられながらも生きていく姿を、距離をおいて凝視する》

2本目のこちらは、“強い女を描くことには定評のある成瀬監督だが、これほど荒々しく終始感情をむき出しにするヒロインは珍しい。成瀬との絶妙のコンビを誇る主演の高峰秀子は、その意志の強さを具現したような肉体で、やや陰影を欠く主人公をはじけ飛ばすように演じ、他作品でのきめ細かな名演とは違った味わいを残す”と解説にもありましたが、ヒロイン役の高峰秀子さんの魅力たっぷり、というか、シャネルも顔負けの逞しさにびっくり、大正の初めという設定で、当時を再現した風景も貴重でした

銀座シネパトス3 18:50~観客30人程/72席

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