“人喰いの若者たちの愛と葛藤を描いたホラー”ということで覚悟はしていたものの、さすがにR18+だけあって目を背けたくなるような場面もあってゾワゾワしたけど、吸血鬼ならぬ食人鬼がティモシー・シャラメくんとなると話は別!
最初は言われなければシャラメくんとはわからないくらいな変身ぶりだったけど、「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督だけあって彼の魅力を知り尽くしているというか、観ているうちに美しさや繊細さが滲み出てきてドキドキ、主人公の少女マレンを演じたテイラー・ラッセルも複雑な役どころを好演、設定は奇抜だけど、瑞々しい青春映画としても楽しめた。
バージニア州から始まってインディアナ、アイオワ、ミネソタなどアメリカ各地の州巡りのロードムービーとしても見ごたえがあった。
☆あらすじ☆
人を食べてしまう衝動を抑えられない18歳の少女マレンは、同じ秘密を抱える青年リーと出会う。自らの存在を無条件で受け入れてくれる相手を初めて見つけた2人は次第にひかれ合うが、同族は絶対に食べないと語る謎の男サリーの出現をきっかけに、危険な逃避行へと身を投じていく。
※映画.comより
キャスト
ティモシー・シャラメ
テイラー・ラッセル
マイケル・スタールバーグ
アンドレ・ホランド
クロエ・セビニー
デビッド・ゴードン・グリーン
ジェシカ・ハーパー
ジェイク・ホロウィッツ
マーク・ライランス
監督
ルカ・グァダニーノ
原題 Bones and All
130分
R18+
丸の内ピカデリー2 17:30〜観客15人程/434席