続・とりあえずの映画鑑賞メモ

だれのものでもないチェレ(1976ハンガリー/パイオニア映画シネマデスク)

“少女チェレの過酷な運命を描いた幻の傑作がニュープリントで31年ぶりにリバイバル公開!…”実話を基にしたジグモンド・モーリツの小説「みなしご」の映画化”

《衣服すら与えられず、虐待に耐えながらも生きようとする孤児チェレの無垢な姿と現実という名の残酷な運命を描く》

今日は水曜日ですが、旦那のお姉さんとの1月分の会合が2月にズレて19時からになったので間に合うような映画ということで、恵比寿ガーデンシネマで「ユキとニナ」を観て目黒まで歩くつもりが、この映画も気になったので渋谷に向かうことにしました

これは1976年のハンガリー映画なので聞き慣れないタイトルかもですね、私は公開時に岩波ホールで観て以来だったので大感激でした、あれを観た時は開演ギリギリで駆け込んだのにエレベーターが満員で乗れず、劇場のある10階まで階段を駆け上がったのを覚えてます、私もあの頃は若かったのね(笑)

それはともかく、そんなにしてまで観たのに、今回観直してみて、裸のチェレが牛と歩くシーンとラストの炎に包まれるシーンくらいしか覚えてなくて驚きました、これでもかと虐げられる中で、老人との交流とかいいシーンもたくさんあったのに…

今回のリバイバル上映で新たにパンフレットが作られていたので購入しましたが、31年前当時の岩波ホールのパンフレットも持っているので久しぶりに引っ張りだしてみたら、表表紙に《エキプ・ド・シネマ5周年記念作品第26回ロードショー》と銘打ってあって裏表紙には同じく5周年記念として「木靴の樹」や「旅芸人の記録」などの名作の上映予告があって懐かしかったです。
椅子の座り心地が悪くて岩波ホールにはすっかり遠退いてしまってましたが改装してからは一度も行ってないので久しぶりに足を運びたくなりました

原題:Arvacska

シネマ・アンジェリカ16:10~観客30人程/104席
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