これは思っていたのと違っていたというか、セレブな妻たちのマウンティング合戦がもっと繰り広げられるのかと思ったら、そこはそれほどでもなかったけど、肩パッドで決めた80年代の衣装や、絵に描いたようなセレブな暮らしぶりも見どころで、皮肉な意味をこめた邦題からの“グッドワイフ”の最初と最後の顔の変化も印象的で だった。
メキシコ映画といえばアルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA ローマ」が、記憶に新しいけど、あちらは政治的混乱に揺れる1970年代を舞台に、中産階級の家庭で働く家政婦の視点から描いたもので、こちらは経済危機に揺れる1980代のを舞台に、裕福な夫と結婚した“良家の子女”の視点から描かれているのも興味深いものがあった。
あらすじ
時は1980年代。メキシコシティの高級地区に住むソフィアは、実業家の夫と3人の子供に囲まれ満ち足りた生活を送っていた。しかし、そんな折に経済危機が発生。誰もが羨む彼女の生活は崩壊し、富を拠り所にしてきた彼女のアイデンティティも揺らぎ始める。
原題 LAS NINAS BIEN
100分
監督
アレハンドラ・マルケス・アベヤ
キャスト
イルセ・サラス
カサンドラ・シアンゲロッティ
パウリーナ・ガイタン
ジョアンナ・ムリーヨ
フラビオ・メディナ
YEBISU GARDEN CINEMA2 18:55~観客8割程/89(44)席
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