続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「あいあい傘」(2018/S・D・P)

《劇団・東京セレソンデラックスで2007年に上演された同名舞台を、当時、主演・脚本・演出を務めた宅間孝行が自ら映画化したヒューマンドラマ。運命に翻弄され、25年間会いたくても会えなかった娘と父の再会を描く。倉科カナが娘を、落語家の立川談春が父を演じる他、市原隼人、入山杏奈、高橋メアリージュンら個性豊かなキャストが集結。》

サイレント映画風な冒頭から少しずつ家族の秘密が明かされるので、誰に感情移入してよいやらわからないまま話が進む前半はなかなか入り込めなかったけど、真相がわかってからじわじわとくるものがあったというか、談春さん、ごめんなさい、ここはやはり父親役の似合う渋い俳優さんに演じて欲しかったような気もしたけど“横浜”と“肩もみ券”に涙腺やられた(笑)

恋園神社とか恋園山荘とか実際にあるのかと思ったら山梨や栃木などをロケ地にした別の場所と知ってびっくり、家族それぞれの思いを託したような照明の美しさも印象的、穏やかさの中にも強さを感じさせる原田知世さんの笑顔もよかった。

あらすじ
祭りの季節が訪れ、年に1度の賑わいを見せている田舎町。25年前姿を消した父の六郎を見つけ出すためこの町を訪れたさつきは、六郎を知る清太郎と出会い、町を案内してもらうことになる。一方、六郎は苗字を変え、妻と娘と新しい家族を持ち生活していて……


117分

監督
宅間孝行

キャスト
倉科カナ
市原隼人
入山杏奈
高橋メアリージュン
やべきょうすけ
布川隼汰
永井大
金田明夫
大和田獏
トミーズ雅
立川談春
原田知世

TOHOシネマズ日比谷3 15:50~観客7割程/100席




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