続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「流浪の月』(2022/ギャが)

《2020年本屋大賞を受賞した凪良ゆうのベストセラー小説を、「怒り」の李相日監督が広瀬すずと松坂桃李の主演で映画化。更紗の現在の恋人・中瀬亮を横浜流星、心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみを多部未華子が演じる。「パラサイト 半地下の家族」のホン・ギョンピョが撮影監督を担当。》

誰も悪くないのにどうしてこんなにみんな追い詰められてしまうんだろう、少女を性的対象として見るのがロリコンなら、佐伯はロリコンではないし、むしろ、更紗の従兄の方がロリコンといえるかも、とか佐伯と更紗に寄り添うような気持ちで観ていたのは、好感度抜群の松坂桃李くんと広瀬すずちゃんが演じてこそ!
少女の頃の更紗を演じた白鳥玉季ちゃんが広瀬すずちゃんとよく似た表情だったので、現在と過去を行ったり来たりの場面でも無理なく観ることができたのもよかった。

こんな横浜流星くん見たくなかった、と思ってしまうような役を演じた横浜流星くんや、複雑な役どころを好演の多部未華子ちゃんにも拍手。

原作はどうなっているのかわからないけど、佐伯のある秘密を最後で可視化する必要があったかどうかは疑問というか、150分と長いのに断片的なシーンが多くて唐突な印象があったりしたけど、性的関係から解放された人間同士が寄り添う物語として引き込まれた。

内容には関係ないけど、松坂桃李くん演じた佐伯の母親役で登場の内田也哉子さんが、お母さんの樹木希林さんにそっくりになっていてびっくり!

☆あらすじ☆
ある日の夕方、雨の公園でびしょ濡れになっていた10歳の少女・家内更紗に、19歳の大学生・佐伯文が傘をさしかける。伯母に引き取られて暮らす更紗は家に帰りたがらず、文は彼女を自宅に連れて帰る。更紗はそのまま2カ月を文の部屋で過ごし、やがて文は更紗を誘拐した罪で逮捕される。“被害女児”とその“加害者”という烙印を背負って生きることとなった更紗と文は、事件から15年後に再会するが……。
※映画.comより

キャスト
広瀬すず
松坂桃李
横浜流星
多部未華子
趣里
三浦貴大
白鳥玉季
増田光桜
内田也哉子
柄本明

監督
李相日

150分

G

T・ジョイPRINCE品川4 17:40〜観客6割程/119席





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