続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「岬のマヨイガ」(2021/アニプレックス)

?《『霧のむこうのふしぎな町』などで知られる柏葉幸子による同名小説をアニメ映画化。岬にある古民家で、それぞれに事情を抱えた17歳と8歳の少女たちと老婆が共に暮し、周囲と交流していくさまを、鮮やかな海を自然を背景に描く。TVアニメ『のんのんびより』の川面真也が監督を、吉田玲子が脚本を務めた。主人公の声を演じたのは、芦田愛菜。

マヨイガというのは、“迷い家”で東北、関東地方に伝わる、出会える人だけが出会えるという、訪れた人をもてなしてくれる不思議な家のことなんだそうで、“迷い蛾”を連想してしまった自分にツッコミ入れたくなったのは置いといて、岬に住むお婆さんと、両親を亡くした幼い少女と親に恵まれない少女がかけがえのない絆を築いていく様子が感動的で何度も目頭が熱くなってしまった。

大竹しのぶさんはどちらかというか苦手なんだけど、さすがの存在感で説得力ありあり、芦田愛菜ちゃんの繊細な声の変化も聞きどころ、設定はあの大震災を思い起こさせるけどコロナ禍の今にも被るところもあるかも。

あらすじ
とある事情で家を出たユイと、両親を亡くし声の出なくなったひよりは、岬に住む老婆のキワさんに出会い、その家に身を寄せ暮らしはじめた。ある日、優しい妖怪たちが家を訪ねてくると、キワさんはこの土地に伝わる、悲しみを糧にする妖怪の話を語りはじめる。


104分 

監督
川面真也

キャスト
芦田愛菜
粟野咲莉
大竹しのぶ
伊達みきお
富澤たけし
宇野祥平
達増拓也
天城サリー

T・ジョイPRINCE品川10 19:05~観客10人程/124(62)席


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