続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「まる」(2024/アスミック・エース)

《「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子が監督・脚本を手がけ、堂本剛が27年ぶりに映画単独主演を務めた奇想天外なドラマ。沢田の隣人で売れない漫画家の横山を綾野剛、沢田と同じく美術家のアシスタントとして働く矢島を吉岡里帆、コンビニ店員・モーを森崎ウィン、ギャラリーオーナーの若草萌子を小林聡美が演じる。堂本が「.ENDRECHERI./堂本剛」として音楽を担当。》

まずは主人公が書いた丸のかすれ具合が絶妙で感心してしまった、ってついお習字目線で観てしまったりするけど、絵画やアートなどの芸術作品に関心があるわけではなくても、アート業界あるあるな事情が描かれていて興味深いものがあった!

題材的にはもう少し明るく弾けてもいいような気もしたけど、内省的というか自己完結的というか、でもねよく考えたら“まる”自体が円環型の自己完結というか?
場面場面に隠れ見えするまるいモチーフも見どころ!!

綾野剛くん、吉岡里帆ちゃん、吉田鋼太郎さん、柄本明さんなど豪華キャストも見どころ、個人的にはミャンマー出身のコンビニ店員を演じた森崎ウィンくんがツボかも!

エンドロールで流れた主題歌が主人公の心情に寄り添っていたのでこの作品のために書き下ろしと思ったら、自分自身が人を好きじゃなかった時期に書いたという堂本剛くんの主題歌とわかって納得でした。

☆あらすじ☆
美大を卒業したもののアートで成功できず、人気現代美術家のアシスタントとして働く沢田。独立する気力さえも失い、言われたことを淡々とこなすだけの日々を過ごしていた。そんなある日、彼は通勤途中の雨の坂道で自転車事故に遭い、右腕にケガをしたために職を失ってしまう。部屋に帰ると、床には1匹の蟻がいた。その蟻に導かれるように描いた○(まる)が知らぬ間にSNSで拡散され、彼は正体不明のアーティスト「さわだ」として一躍有名人に。社会現象を巻き起こして誰もが知る存在となる「さわだ」だったが、徐々に○にとらわれ始め……。
※映画.comより

キャスト
堂本剛
綾野剛
吉岡里帆
森崎ウィン
戸塚純貴
おいでやす小田
濱田マリ
柄本明
早乙女太一
片桐はいり
吉田鋼太郎
小林聡美

監督
荻上直子

117分

G

T・ジョイPRINCE品川6 18:20〜観客10人程/210席






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