今季(2020年)の火星の動画ソフト現像処理を載せました。
11月21日強風の晴れです。ブログに載せている火星の写真は動画からソフト現像処理して1コマ写真に仕上げています。
今年火星用に購入したASI290MC動画カメラで撮影していますが、RegiStax6ソフトでウェーブレット処理しただけではぼやけた像のままになります。
更にステライメージ8ソフトで画像処理してフォトショップ処理で最終仕上げしますと、見違えるような写真に変身します。
但し、シーイング不良で撮影した等の元画像が良くない場合は、どれだけ処理しても良い写真にはなりません。基本的には良い画像を撮影して、いかにしてあぶり出すかということです。
私は自分なりに試行錯誤を繰り返して、まあまあの写真に仕上がるようになりました。
ソフト現像はパラメータの設定値の違いで写真が大きく変わってしまいます。まるで芸術をやっている感じです。
ソフト現像処理の違い4コマを添付します。
写真①から④の順に火星のディテールが鮮明になっています。
写真①~④は同一動画から処理したものです。
動画の露出は1.4ms×500/1000フレーム共通です。
写真の違いをどうぞご覧下さい。
①火星(1コマのウェーブレット処理のみ)
②火星(10コマのウェーブレット処理のみ)
③火星(ステライメージ8処理)
④火星(ステライメージ8+フォトショップ処理)
2020年11月09日19時44分~46分
露出1.4ms×500/1000フレーム×10コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ×2倍バローレンズ
ASI290MC IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ8(画像復元無)+フォトショップ処理
トリミング自宅 気温11.5℃ ※キャプチャエリア320×240、下が北