新星空の友

オリオン座ベテルギウスの減光を確認し撮影しました

 令和最初の正月、自宅でオリオン座ベテルギウスの減光を確認し撮影しました。
 1月1日曇りのち晴れ。令和2年の始まりです。夜晴れました。最近の天文情報で気になっていましたベテルギウスの減光を確かめることにしました。
 月も沈み快晴の空になりました。22時過ぎ南中前のオリオン座がきれいに見えています。
 赤い星、ベテルギウスの光度を肉眼で他の明るい星と比較測定しました。
 おうし座アルデバラン(光度0.9等)より暗く、オリオン座三ツ星の真ん中ε星(1.7等)より明るいです。丁度、双子座β星、ポルックス(1.1等)と同じくらいの明るさです。星の色は違いますが、星の芯の明るさで比較しました。
 ベテルギウスについて調べますと、0.4~1.3等へ変化する半規則変光星です。変光周期2070日(約5.7年)です。

 ですから、減光しても不思議ではないです。

 50年以上ベテルギウスを見てきましたが、変光星という感覚では見ていませんでした。オリオン座のα星で赤色超巨星として見ていました。
 このままいきますと、もう少し(1.3等まで)暗くなります。観察を続けてみようと思います。
 撮影途中から雲が出てきて、令和2年初観察・初撮影を終了しました。
 
 撮影した写真を添付します。(拡大しますと、よく判ります)

 現在、ベテルギウスは光度1.1等です。

オリオン座ベテルギウス減光

2020(令和2)年1月1日22時34分39秒~35分26秒
露出5秒×5コマ 16㎜ 2.8(絞り3.5)
ケンコープロソフトンA(W)フィルター 固定撮影 ISO800
自宅 気温5.4℃

 


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