5月に続いて再度、光害の自宅で紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)を撮影しました。
6月3日晴れ。5/9以来2回目の23A3彗星を追跡撮影することにしました。
入浴後、庭へε-130D望遠鏡を出しました。
基準星は乙女座スピカにして、目的星を導入しました。
一発導入できました。試写してカメラモニターをチェックしますと、彗星像がすぐに判りました。明るくなっているようです。尾っぽも判ります。
今回もキヤノン純正のリモートコントローラーを使って連写撮影しました。
カメラはキヤノンのEOS Kiss X7です。ε-130D望遠鏡の時は常用しています。
彗星光度はステライメージ9ソフトで自動測定しますと、9.1±0.2等です。測定結果からも順調に明るくなっています。
尾の長さを写真から測定しますと、角度で7.2分です。5/9の2分よりも3.6倍長くなりました。
この時点で尾が長く写っていますので、今後の変化が楽しみになってきました。
撮影した写真を添付します。
尚、気温20℃から19℃の1℃変化でピント位置が0.01mm斜鏡側へずれたことを接眼部のダイヤルゲージで確認しました。この程度であれば写真のピントには影響しません。
--- 追加 ---
23A3彗星は当初の予報よりも暗く、10月初旬に最大光度約7等になる予報に変更されました。
あまり騒がれる彗星は期待外れが多いです。この彗星もそんな感じです。
静かに近日点通過前後を待ちましょう。(7/16追記)
紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)
2024年6月3日21時54分17秒~57分12秒 露出5秒×30コマ ε-130D F3.3
LPR-Nフィルタ- トリミング ISO3200 自宅 気温19℃ ※上が北