20cmドブソニアン望遠鏡でコリメート撮影した「シリウス伴星」を載せました。
2月21日春かすみのような晴れ。夜空は晴れでも白っぽくかすんでいますので、撮影しません。
その代わりに先日(2/19)の月面X撮影後にシリウス伴星をコリメート撮影した写真を載せることにしました。
2/19のシリウスは×120倍と×200倍で観察しますと、伴星がハッキリ面積のある星の塊(光芒)に観えました。
チラチラでなく常時観える感じでした。これほど観えるのは冬の観察でも滅多にありません。一種の感激です。
眼視観察後、撮影に入りました。コリメート撮影しましたが、意外に伴星がハッキリ写りません。
当日は今迄よりも露出を短くして主星と伴星の間隔が広く写るようにする実験撮影でした。
ASI290MC動画カメラで離れた伴星が写りましたので、一眼デジカメでも同じようにならないかと考えました。
露出を1/6秒~1/30秒と何通りか変更して撮影しました。離れた伴星の写りの良いものを後で選びます。
後日、ソフト現像処理して露出毎の写真を見比べました。感度ISO6400で露出が長いと伴星が主星にくっついているみたいです。露出が短いと伴星が暗くて良い写真になりません。
結局、露出1/15秒の写真が最も写りが良い感じでした。
但し、眼視観察して観たシリウス伴星の方が見応えがありました。脳裏に焼き付いています。
人間の眼の構造とカメラでは違いがあるようです。人間の眼は一番観やすいように微妙に自動調節している感じです。多分アナログでファジーということでしょう。
撮影した写真を添付します。(離れて見ますと、伴星がよく判ります)
実験撮影の結果、主星と伴星の間隔が広く離れた写真を撮影するには、一眼デジカメよりも動画カメラで動画撮影した方がうまくいくと思われます。伴星も点像に写ります。
シリウス主星と伴星(コリメート撮影)
2021年2月19日19時50分26秒
露出1/15秒×3コマ 20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6
アイピースNPL6㎜ 35㎜ F4.5 トリミングISO6400
自宅 気温4℃