新星空の友

もう一度、コホーテク彗星(1973f)を載せました

 もう一度、48年前のコホーテク彗星(1973f)を載せました。
 2月24日午前、晴れ。私が初めて観察・撮影した彗星のコホーテク彗星(1973f)をトリミングし直して載せることにしました。
 私が彗星と関わる原点になった彗星です。会社の仕事を定時で終了して会社近くの田んぼ道で観察・撮影しました。
 私の天体写真データ記録帳によりますと、コホーテク彗星は、西南西の空で木星(左)と金星(右)の間の上に観えました。光度は1等で尾が大分観えてきたと記してあります。
 この頃は彗星が近日点通過して彗星と木星・金星の位置関係が毎日大きく変化していました。
 2020年になって写真から尾の長さを測定しますと、角度にして3.2度ありました。
 コホーテク彗星は前評判で大彗星になる予報でしたが、実際は並みより少し大きいぐらいの彗星でした。
 私はこの尾を引くコホーテク彗星を観察・撮影してから彗星の素晴らしさを知り、それ以来、明るくなる彗星の観察・撮影を続けてきました。現在は、光害の自宅で彗星の掃天撮影も行っています。
 写真は当時の白黒フィルムのトライX(感度ASA400)で固定撮影したものです。(現像・引き伸ばしも自家処理)
 当時は会社の横に田んぼが続いていて、まだ固定撮影ぐらいできる夜空でした。
 しかし、今は開拓されて光害の多い住宅街になって田んぼはありません。

 トリミングし直した48年前の写真を添付します。

 この写真を撮影してからすでに約半世紀です。
 年月の過ぎるのは早いものですね。(年齢のせいでしょうか)

48年前のコホーテク彗星(1973f) 
1974(昭和49)年1月9日18時01分00秒
露出10秒 135㎜ F2.8(絞り開放)
minolta SR-1S 固定撮影 トリミング トライX
ASA400 愛知県刈谷市
※この彗星の新番号はC/1973 E1です。




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