月刊誌「天文ガイド」の写真入選者の年齢を調べてみました。
9月22日午前、雨時々曇り。天文を趣味にする人の高齢化が進んでいるようですので、天文ガイドの写真入選者の年齢から高齢化を検証することにしました。
天文は古代からあって文明の発達に大きく寄与しています。普段の生活ではあまり意識しませんが、日の出、日の入り、月齢、時計等生活の中へ溶け込んでいます。
私もすでに高齢者の仲間入りしており、若い次世代の人達に天文を引き継いでほしいと思っています。
さて、天文ガイド2024年8、9、10月号の3ケ月間から写真入選者の年齢(年齢記載者)を集計してみました。
集計結果は平均59.9歳、最年長75歳、最年少31歳(n=82人)でした。
平均年齢約60歳ですから、確かに天文の高齢化です。会社では定年の年代です。
私の若い頃、昭和40年代は10代の天文少年がたくさんいました。天文ガイドの写真入選者も10代から20代で溢れていました。
自宅から天の川が見える時代でした。普通に星空を眺める環境でありました。
学校へ行っても、友達と星や望遠鏡の話をしていました。近所で同級生の兄の自作望遠鏡で土星を見せてもらいました。自分で望遠鏡も自作しました。こんな時代でした。
今、小学・中学・高校の理科や地学の授業で天文や星のことをどのように習っているのでしょうか。
天文や星に興味が沸く授業であってほしいですね。
どちらにしても、私達年配者が天文の種をまいて、次世代の人達につながっていくよう行動しなけばならないと思います。
この私のブログ「新星空の友」も、微力ながらも天文を次世代の人達につなげるものになればと思います。
尚、私の半世紀以上の体験から天文は自分の眼で観察することが第一です。
近年の電視観望やリモート観察・リモート撮影も良いですが、肉眼観察・アイピース(接眼レンズ)を通して眼視観察した方が脳裏に焼き付きます。感動ものです。
ーーー 追加 ---
11月号の写真入選者の年齢も調べました。
平均年齢60.0歳、最年長75歳、最年少39歳(n=29人)でした。
前回の平均年齢と同じでした。同じ年代や同じ人が応募・入選しているためでしょうか。どちらにしても高齢化しています。(10/5追記)