光害の自宅で20cmドブソニアン望遠鏡を使ってISO12800感度でM13球状星団を撮影しました。
6月7日晴れ。梅雨入り前の貴重な星空になりました。夕食後、日課の夕方のウォーキングに出掛けました。ウォーキング中にドブソニアン望遠鏡でM13を撮影することに予定変更しました。
撮影目的は、ISO12800とISO6400の感度の違いで写りが変わるか確認することです。
帰宅後すぐに庭へドブソニアン望遠鏡を出して撮影準備しました。
月が出てくる前の空が暗いうちに撮影終了したいです。M13は望遠鏡のメシエ天体機能で自動導入しました。
×48倍の接眼レンズでM13を観察しますと、白いボーとした塊に観えました。
直接焦点撮影するため、一眼デジカメを取付けて明るい星(スピカ)でピント合わせしました。
再度M13を自動導入してセンタリングしました。その後、短時間露出で連写撮影しました。
撮影終了後、りゅう座の重星2個を観察だけ行いました。写真撮影は次の機会としました。
観察した重星は次の通りです。
りゅう座μ星(連星) 光度5.0-5.7等 角距離1.9秒 公転周期482年
〃 ν(ニュー)星 4.9-4.9等 62秒(双眼鏡重星)
μ星は×200倍で分離できました。 ν星はファインダーで分離できました。
撮影した写真①を添付します。
ISO6400で撮影した写真②(6/1ブログ掲載)を比較用として添付します。
結果として、感度はISO12800でもISO6400でも写りに大差はありませんでした。ソフト現像処理の仕方による差の方が大きいです。
①ISO12800で撮影したM13
2020年6月7日21時08分48秒~11分33秒
露出1秒×21コマ+1.3秒×23コマ+1.6秒×24コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 F6 直接焦点撮影
ISO12800 トリミング 自宅 気温22℃ 上が北
②ISO6400で撮影したM13(比較用)
2018年6月18日20時44分33秒~49分13秒
露出1秒×18コマ+1.3秒×17コマ+1.6秒×5コマ
20cmドブソニアン望遠鏡 F6 直接焦点撮影
ISO6400 トリミング 自宅 気温20℃ 上が北