光害の自宅でへびつかい座にいるパンスターズ彗星(C/2017 K2)を撮影しました。
6月7日夜、快晴。梅雨入り前の最後の星空撮影と思って、明るくなってきたパンスターズ彗星(C/2017 K2)を撮影することにしました。
調べて見ますと、17K2彗星は現在一晩中観察・撮影できる彗星でした。
地平高度の高くなる22時半以降に撮影することにしました。
22時頃からε-130D望遠鏡を庭へ出して撮影準備しました。フィルターは経験から彗星の尾が写り易いQBPフィルターを使うことにしました。
夏の大三角が見えています。天の川が淡く見えました。天の川は我が家からは年に数回しか見えません。当日(6/7)は非常に透明度の良い空でした。
17K2彗星は琴座ベガを基準星にして導入しました。
試写してカメラモニターをチェックしますと、彗星が写っていました。すぐに判りました。
タイマーリモートコントローラーを使って連写撮影しました。
連写中は自宅内で待機です。撮影完了時刻頃に庭へ出て撮影完了を確認しました。
タイマーリモートコントローラーを使いますと、撮影が楽です。撮影中は望遠鏡から離れることができますから。便利になりました。
撮影した写真を添付します。
彗星光度はステライメージ9ソフトで自動測定しますと、10.0±0.1等です。(予報光度9.3等)
尾が上(北の方角)へ少し出ています。丸いコマも写っています。
今年12月に近日点通過します。最大光度5~6等の予報が出ています。
調べますと、日本からは観えません。日本では8月が観測好機のようです。
あまり期待しないで待つことにします。(6/18追記)
パンスターズ彗星(C/2017 K2)
2022年6月7日22時55分58秒~23時04分37秒
露出25秒×21コマ ε-130D F3.3 QBPフィルター
トリミング ISO3200 自宅 気温17℃ ※上が北