現在使用している主力望遠鏡2台について書きました。
3月26日、四日連続の雨。夕方から晴れてきました。いつもの星ではなく自宅で活躍している主力望遠鏡2台について書くことにしました。
それはSW製電動式20cmドブソニアン望遠鏡(GOTO8)とT社製ε-130D相当望遠鏡(デジタル補正レンズへ変更品)です。
ドブソニアン望遠鏡は約10年前に月・惑星観望用に購入しました。
この望遠鏡は比較的安価で重量的に二分割して持ち運べて観望用として十分と思って選定しました。
今、自宅で一番活躍している望遠鏡です。実際に使ってみますと、観望よりも写真撮影に威力を発揮しています。
追尾精度と目的星導入精度は良くありませんが、月・惑星・重星の撮影の主力機になっています。
惑星やシリウス伴星の撮影もこのドブソニアン望遠鏡です。この望遠鏡と動画カメラなくして惑星やシリウス伴星の撮影はあり得ません。
撮影実績から見て、望遠鏡の値段にしてはものすごくお買い得でした。私のブログ制作にも大貢献しています。
このドブソニアン望遠鏡は、一眼デジカメ(APS-Cサイズ)との組合せで露出2秒以内であれば、球状星団や彗星の撮影にも使えます。高感度撮影して十分に写真になります。(写野中心部の写真)
但し、剛性面から光軸チェックと光軸調整は時々必要です。
また、ペンダントは低温時にボタンを押しても反応しにくいボタンがあり、押し方を工夫しています。
望遠鏡の特徴(癖)を知って使いこなすことで対応しています。
次にε-130D相当望遠鏡は約40年前にハレー彗星の観察・撮影用に購入しました。
この望遠鏡は当時の月給の何倍もする高価なものでした。高性能・高剛性の望遠鏡ですから、今でも現役で活躍しています。
小型で移動し易いですから、自宅と遠征の両方で写真撮影に使用しています。彗星の掃天撮影にも使用しています。
このε望遠鏡の追尾精度は露出45秒以内であれば、自動ガイドで星が点像に写ります。露出1分では歩留まり約50%です。(一眼デジカメ使用)
露出30秒以内で多数コマ撮影してコンポジット(複数枚合成)することで対応しています。
星像はε-130D相当望遠鏡だけあって、すごい点像に写ります。光軸も一度も狂っていません。さすがにT社製です。
このε望遠鏡はまだまだ活躍してくれることでしょう。このままいけば、半世紀は使えると思います。すごい望遠鏡です。
主力望遠鏡の写真2コマを添付します。
①SW社製20cmドブソニアン望遠鏡(GOTO8)
②T社製ε-130D相当望遠鏡(デジタル補正レンズへ変更品)