もう一度、南中頃のシリウス伴星を撮影しました。
3月8日、雨のち曇り。夕方晴れました。3月に入ってから夜快晴がありません。貴重な晴れの時間になりました。シリウス南中頃でしたが、観察・撮影することにしました。
夕方のウォーキングは取りやめて、撮影に専念です。
20cmドブソニアン望遠鏡で×200倍で観察しますと、シリウス伴星(倒立像)が右下にハッキリ観えました。シーイングも良好です。
次にASI290MC動画カメラを取付けてパソコンモニターに映るシリウスをチェックしました。伴星は判りませんでした。南中頃は回折像と重なってしまいパソコンモニターで確認しにくいです。
とりあえず露出をいろいろ変えて動画撮影しました。
時間を置いて南中1時間後の21時頃にも動画撮影しました。この時は雲が次々流れてきて条件が良くありませんでした。
当日午後の明るい時間帯にドブソニアン望遠鏡の光軸チェックを行い、少しずれていましたので、光軸修正しました。
光軸修正してありますので、伴星の見え味も何となく良くなっていると思います。
翌日(3/9)の夕方にソフト現像処理しました。(朝から畑仕事でした)
伴星が伴星らしく写っていた写真はあまりありません。動画のスタック割合を20%にしてソフト現像処理しますと、伴星が浮き出てきました。何とか写真になりました。
南中1時間以降のシリウス伴星の写真はまだ撮影できていません。雲が出てきて撮影条件の良い日がまだありません。今季一度はこの時間帯でハッキリ写ったシリウス伴星を撮影したいです。
撮影した写真を添付します。
南中頃のシリウス主星と伴星
2021年3月8日19時18分~19分
露出51.3ms×100/500フレーム×2コマ
20㎝ドブソニアン望遠鏡 f1200㎜ ASI290MC
IR/UVカットフィルター GAIN300 動画撮影
RegiStax6+ステライメージ9 トリミング自宅 気温9℃
※キャプチャエリア544×548