光害の自宅で射手座の散光星雲M8・M16・M20を試写しました。
8月27日、久しぶりの快晴。ε-130D望遠鏡とQuad BPフィルター(干渉フィルター)の組合せでM8(干潟星雲)・M16(わし星雲)・M20(三裂星雲)を撮影することにしました。
Quad BPフィルターを使った射手座の散光星雲の試写を昨年から予定していましたが、南中時の撮影タイミングが合わずに試写できずにきていました。
昨夜(8/27)は絶好のチャンスでしたので、撮影に挑戦しました。
基準星はさそり座δ星を使いました。アンタレスを基準星にするつもりでしたが、自宅から隣家の屋根が邪魔して見えないため、δ星へ変更しました。
構図はステラナビゲータ11ソフトでプリントアウトして用意しました。
Quad BPフィルター使用の場合、露出倍数が高いため明るい星でのピント合わせが難しくなります。白鳥座デネブで何とかピント合わせできました。
常用のLPR-Nフィルターの場合は回折像の十文字が大きくハッキリしていますので、容易にピント合わせできます。
撮影はタイマリモートコントローラを使って連写回数を設定して自動連写撮影しました。
撮影した写真3コマを添付します。
試写した結果、何とか散光星雲が写ってソフト現像処理であぶり出せました。とりあえず「良し」とします。山へ行かなくても写りました。
画像はまだ粗いです。撮影コマ数をもっと増やせば滑らかな画像になると思います。
①M8(干潟星雲)
2021年8月27日20時43分56秒~21時03分51秒
露出25秒×38コマ ε-130D F3.3 QBPフィルター
無改造カメラ トリミングISO1600 自宅 気温26℃
②M16(わし星雲)
2021年8月27日21時50分41秒~22時33分30秒
露出25秒×76コマ 他データは①と同じ
③M20(三裂星雲)
2021年8月27日21時21分24秒~39分34秒
露出25秒×35コマ 他データは①と同じ