STAY GREEN

家族との生活記録です。宜しくお願いします。

2013/10/19(土)

2013年10月19日 | 2013年
大きな曲げモーメントが働き亀裂が入った状態。
鉄筋コンクリートは鉄筋が腐食・酸化するのを防ぐためにコンクリートは強アルカリ性に保たれて、特に異常がなければ中性化深度も浅い(担当者へ聞いたところせいぜい2cm程度)のですが、こんなに亀裂が入るとさすがに水も浸透しやすく鉄筋の腐食や中性化も進みそうですね。

2013/10/19(土)

2013年10月19日 | 2013年
例えるなら、指の曲がりのところに切り傷が出来た時、指を曲げれば傷口が広がり、指をまっすぐにすれば傷口はふさがったかのように見えます。
コンクリート柱も同じように、風が強くて風圧荷重をより多く受けているときに出来た傷は、また平常時に戻ると傷がないように見えます。ここのプロの方々はそれを見抜けるんだと思いますが。そのような状態を繰り返すうちに傷口は段々広がったり深くなったりします。特にこのプレストレスコンクリート柱は鉄筋による圧縮が働いているので余計に傷口が圧縮された状態にあります。写真ではスケールでその傷口の幅を見ています。

2013/10/19(土)

2013年10月19日 | 2013年
コンクリートは先述の通り引っ張りに非常に弱いことから、曲げによるコンクリートの傷はつきやすい傾向にあります。コンクリート柱についても支線設置時に強い張力をかけていたり、左右に架渉されたケーブル乗数・荷重が異なることによる不平衡荷重な状態では、曲げモーメントやせん断応力が働くことになり傷がつきやすくなります。

2013/10/19(土)

2013年10月19日 | 2013年
鋼管柱と異なり、コンクリートは圧縮に強いメリットがある一方、引っ張りには非常に弱いデメリットがあります。この引っ張りのデメリットを補うものとして鉄筋を入れるのですが、更にプレストレスト(鉄筋を引っ張った状態でコンクリートを流し込むことで、常に鉄筋が収縮しようとしている状態になる)を導入することで、引っ張りにも強いコンクリート柱になります。