電気用品安全法

「電気用品安全法（PSE法）」が5年の猶予期間が

終わって、今年2006年4月から本施行される。


この法律は電気の安全管理を目的とし、漏電・火災・

感電などの事故防止と 粗悪品を排除してきちんとした

電源部品で運用管理するという目的。


具体的には、検査に合格した電気製品に「PSEマーク」を

付けて製造、販売 を義務付けるもの。



対象になるのは高級オーディオ、電気楽器、ギターアンプ、

電子楽器、レコーディング機器、ラジオ受信機、テープ

レコーダー、ビデオテープレコーダー、ターンテ ーブル、

音響機器など、電源トランスを内蔵している製品全てだそう。




ここまではいいのだが、問題はこの「PSEマーク」のついて

いない中古品は今後、販売できなくなるということ。




「ビンテージもの」のオーディオやギターアンプも売買

できなくなる。


こうした中古品を扱っている業者にとってはまさに

死活問題だ。


また、マニアにとっても大変なことだろう。




こうした動きに反対する、音楽家の坂本龍一氏をはじめ、

多くの関係団体や個人が署名活動や申し入れ活動を

はじめている。




しかしこの法律、裏を読むとメーカーが「中古品を締め

出して新製品をたくさん売りたい」とか、国は「安全管理

の責任を投げ出して企業に自主検査をさせれば責任を

回避できるし、人件費も削減できる」、また既に、民間の

検査機関には国の高級官僚が多数天下っているという

実態も浮かんでくる。




また、大量の「ゴミ」も発生することになるだろう。



せっかく、リサイクルが定着してきたと思ったら、再び

大量生産、大量消費時代へ戻りそうな予感。


やっぱり、大量生産大量消費しか国が栄える道はないのだろうか。