リコール

2016-09-08 | 
先日マツダはスカイアクティブD 1500ccエンジンのリコールを発表した。



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対象

デミオ 2014年8月~2016年8月
CX-3 2014年12月~2016年8月
アクセラ 2016年5月~~2016年8月
3車種5型式で計11万7030台。

不具合発生件数 846件

不適合状況

エンジン制御コンピュータの吸入空気量の制御が不適切で、気筒内の
燃料濃度が部分的に濃くなり、燃焼時に煤が多く発生することがある。
これにより、排気バルブが開いたときに煤が排気側バルブガイド周辺に
入って堆積し、バルブが動きにくくなる。
圧縮不良により加速不良や車体振動が発生するほか、最悪の場合、
走行中にエンジンが停止するおそれがある。

対策
不具合に対する改善措置として、全車両で制御プログラムを対策プログラムに修正。
また、インジェクターと排気側バルブ周辺に堆積した煤を清掃する。


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ということで日曜日にディーラーから連絡があり、さっそく対策をしてきた。




自分自身、初めてのクリーンディーゼル車であり、あまり構造や特徴を勉強せずに

購入したが、乗ってみていろいろとメリットとデメリットが混在していることが

徐々に分かってきた。


クリーンディーゼルはもともと燃焼による排気ガスが綺麗だと思い込んでいたが、

これは大きな間違い。


ディーゼルエンジンは冷えていると排気温度が上がらず湿った煤が発生し、これが

エンジン内部に残りやすく今回のようなリコールに繋がった模様。


エンジンが十分暖気され、排気温度が上がっていれば煤も乾き、残っていた湿った煤も

乾いてDPFに飛ばされるから問題がない。



十分暖気できないほどの短距離走行を繰り返しているとどうしてもエンジン内部に

煤が溜まりやすくなるのだ。


昔のディーゼルエンジンのようにマフラーからは黒煙は全く出ていないが実際は

エンジンの燃焼によって煤は排出されておりそれをフィルターで濾してるだけである。


そのフィルターであるDPF(Diesel particulate filter)に煤が溜まると定期的に

燃焼させてクリーニングをしてるのだ。


大体200km前後走行するたびにDPFの再生が始まり、20km前後走行して堆積した

煤を燃やしてクリーニングを終了するというサイクルを繰り返している。

このDPFの再生中は燃費が2~3割落ちるのだ。


とはいってもトータルの燃費は普通のガソリンエンジンより格段にいいし、軽油

自体が安いからさらに経済的であることに間違いはない。



だから根本的に燃焼で煤が出なくてDPFの再生不要なエンジンを作ればもっと燃費

の良い車ができるだろうから今後に期待したい。




で、リコール対策プログラムに書き換えた印象としては多少エンジンの極低回転に

おけるアクセルレスポンスがよくなったものの、それから上の加速が結構マイルド

になってしまったかな。



もともとアクセルを踏んでも出足がワンテンポ遅れるからとても乗りづらく、やむなく

スロコンを付けたわけだが、スロコンの設定を最大にしても少し物足りなかった。


割とドッカンターボ的だった加速感もなくなってしまった印象。



昨年、ナイトスポーツのスポーツロムに書き換えたが、3000回転未満はノーマルだから

出足のレスポンスの悪さは変わらず。


いずれにしてもスロコンは最大設定で使っている。



しかしながらこうやって考えてみると、ディーゼルエンジンって、何だか低回転を続けて

いるとカブってしまうロータリーエンジンのようだから皮肉なものw





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