夕張があのような状況になってしまったわけだが、他の
各市町村も明日は我が身的な思いで、改めて危機感を持った
ところも多いのではないだろうか。
少子高齢化で地方都市は、どこも将来が明るい訳ではないはず。
市町村合併で乗り切ろうとしたり、WRCをやってみたり、各種
趣向を凝らしたイベントなどで、人口流失を食い止めようと
必死である。
夕張市の現状を見ると、15000人程度の人口に対して
65歳以上が約5000人で、なんと1/3が高齢者。
しかも15歳未満が1320人しかおらず、将来的にかなり
ヤバイって感じ。
完全に人口のバランスが崩れている。
とにかくパワーのある若い人達が減っていけば、衰退するのは、
時間の問題。
果たして夕張市の再生はあるのだろうか・・・。
そんな中、昨年もちょっと触れたが、
「小樽はモナコにとてもよく似ている」という事からスタートした
小樽グランプリ構想が着々と進んでいるようだ。
実現すれば、日本で初めてのチャンプ・カーによる市街地レース
となる。
チャンプ・カーは日本ではF1に比べると、どうしても知名度が
低いが、成功すれば国際都市になるかもしれないw。
この小樽グランプリ構想も賛否両論あるのだろうけれど、皆いろいろ
考えてなんとか地域の活性化を図ろうとがんばっている。
小樽の運河周辺はいつも賑やかでたくさんの人が集まっている
ように見えるが、実際は人口、観光客数、事業所数が徐々に
減少してきており、当然それに伴って税収も減っているのが現状。
決して端で見るより、良い状況ではない。
成功するかどうかはやってみなければわからないが、
とにかく小樽にとって現状維持は後退なのである。
小樽グランプリ開催による経済効果は、試算によれば
約46億円だという。
HPによれば、来年2007年開催を目標にしていて、今年の
9月30日と10月1日の二日間、実際にチャンプ・カーが小樽の
街のなかをデモランするらしい。
小樽は自宅から近いし、趣のある良い町だからちょくちょく行く。
確かにチャンプ・カー・ワールド・シリーズが開催されれば、一度は
見に行きたいと思う。
どういうコースになるのか楽しみでもある。
個人的には今のままの小樽でも十分魅力的なのだが、やっぱり
じわじわと衰退していくのも忍びない。
とにもかくにも、この小樽グランプリ構想には小樽の命運が、
かかっている・・・・?。
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