マグネシウム発電

マグネシウムといえば、アルミよりも軽い金属材料で

携帯やパソコン、自動車等様々な分野の製品で

使われている。


他には食品や医薬品にも。


豆腐に使われている「ニガリ」は「塩化マグネシウム」。



そんなマグネシウムだが、東京工業大学の矢部孝教授

はまったく新しい発電方式によるエネルギー源として

研究を続けている。



はじめは金属がエネルギーに？と不思議に思ったが、

考えてみれば燃えやすく空気中で加熱すると炎と強い

光を発して燃焼する性質もマグネシウムにはある。



矢部孝教授によれば「海水中には石油30万年分にも

相当する量のマグネシウムがあり、これは従来の火力

発電所でも使えるだけではなく、二酸化炭素も出さない

エネルギー源です」と、いうことらしい。


さらにマグネシウム燃料電池も研究中で電力量は今

主流のリチウムイオン電池と比べても７．５倍にもなる

というから凄い。



ただし、この研究を夢物語と捕らえる人も多く前途多難

らしいが、「目指すのは、化石燃料が不要となるエネルギー

循環社会です。

マグネシウム革命に向けて日々奮闘しています。」

と矢部孝教授。



果たして「マグネシウム革命」を起こしてくれるのだろうか。