多気室タイヤ

2006-03-04 | 
ブリヂストンは、3つの空気室(タイヤ内部の圧力容器となる

部屋の部分)を持つ多気室タイヤを開発したと発表した。



抜粋


多気室タイヤは、同社が将来のタイヤのあり方について研究・

開発する過程で生まれた全く新しい考え方に基づいたタイヤ。


多気室タイヤは、中央にある主気室とその左右にある副気室の

空気圧をそれぞれ独立して調節することでトレッド部(踏面)

と左右のサイドウォール部(側面)の剛性バランスを変化させる

ことが可能となる。


これによって、あらゆる路面状況下でも、タイヤと路面との

理想的な接地状態を作り出し、安定した快適な走行を可能にする。

同じタイヤでの乗り心地や運動性能などを、ニーズに合わせて

調節することも可能だ。


さらに、3気室が独立しているため、釘踏みなどで一部の気室の

空気圧がゼロになっても、他の気室が荷重を支え一定の距離を

走行することができる。

同社は、多気室タイヤの実用化に向けて今後も研究・開発を

進めていく方針だ。


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なかなかユニークなアイデアで、いいところばかりが書かれて

いるが、製造コストは現在の数倍になりそう。

このタイヤ1本で、普通のが2,3本買えたりしてw。


確かにパンクに対しては有利なのはわかる。


それに3室の圧力をうまくバランスをとることによって、路面に

対しての接地性能も今以上に向上して、トラクション性能や、

乗り心地が良くなることも想像がつく。


ただ、それには当然空気圧の管理をしっかりやらなければならず、

単純に考えても今の3倍の数の空気圧を調整することになる。


早春の筑紫の子のようにホイールのリムからから3本のバルブが

ニョキニョキっと生えているのだろうかw。




この空気圧管理はちょっと一般ユーザーには難しいことだろうし、

さらにこのタイヤの良さを理解できて恩恵を受けられる人も

多分ごく少数だろう。



レーシングカーがこのタイヤで、タイムが縮まるということに

なれば採用されるに違いない。

高級車で、格段に乗り心地や静粛性が向上するならこれも採用

されるかもしれない。






それよりも、現在減ってしまったタイヤのゴム粉はそこらじゅうに

ばらまかれているが、環境に対して大丈夫なのだろうか。


また、タイヤ自体もっとリサイクル可能な材質や構造に変えていく

ほうが、時代に合っていると思うのだが・・・・。






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