東洋のサンモリッツと呼ばれるニセコ周辺には、地元出身の
アーティスト達の美術館がいくつかある。
倶知安町の「小川原脩記念美術館」をはじめ、
ニセコ町の「有島記念館」、
岩内町の「木田金次郎美術館」、「荒井記念美術館」
共和町の「西村計雄記念美術館」
などを結ぶルートを「しりべしミュージアムロード」
と呼んでいる。
この中には以前、真狩村の国松登ギャラリーが
含まれていたが残念なことに数年前に閉館してしまった。
これらすべての美術館をじっくり味わおうとすれば、
とても一日では回りきれない。
今まで何度かに分けて、ほぼすべて見て回った。
そして北海道出身の著名なアーティストがこんなに
たくさんいたんだと改めて知ったのだった。
また、このとき初めて「西村計雄」という画家の存在を知り、
彼のスピード感溢れる流れるような絵に感動してすっかり
ファンになってしまう、ということもあった。
あまり期待してなかったために、うれしい誤算だった。
それに美術館もいいが、ニセコ周辺の田園風景や羊蹄山、
緑のシャワーの中を走るコースはまさに自然の美術館。
ドライブコースとしても素晴らしい。
もう少しで白一色に覆われた冬が去り、長い眠りから
目覚める北の大地。
新緑が輝き始める季節になったらゆったりと
「しりべしミュージアムロード」を走るのも
いいかもしれない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます