"ローマ亡き後の地中海世界"は、強国(リーダー)がいなくなり、混乱が続いた時代だったそうです。
現在と似ているという事でしたが、ご本人が言うには「自分が書くのが昔の事で良かった」それほど現在の状況は大変なのかもしれません。
塩野七生さんのインタビューより。
・米国は現在のローマ帝国なのか?
米国に敵対している国でさえ、「投資するなら米国」と思っていたようだ。
そういう意味でも、世界で「一番」の国。
・オバマについて
現在の世界の問題については、オバマでは無理だと思う。
「理(ことわり)」で論ずる事が出来ない相手がある。
ブッシュ前大統領のやり方はローマ帝国的。
初めにガツンとやって、テーブルに着かせるやり方。
・リーダーとは
政治家は職業ではない。
リーダーはそこに「いる」ことが大事。
国民が不安になった時に、リーダーを「見て」大丈夫だと思える存在。
どの時代でも、リーダーがいなかった事は無い。
・日本について
日本は一人々が生産力が高く、「キチン」としている国。
この「キチン」としている事が、影響力を持つ。
何故なら、米国を初め世界が混乱しているから。
オボロゲのオボロゲですが(実は、一度書き込みしたものが消えてしまったので)、こんな感じ?
なるほど、と思ったのはブッシュ前大統領の話。
戦いは「理で論ずる事が出来ない相手」に対しては有効(ある意味ね)。
でも、それはローマ時代を引き合いに出すほど古いやり方だし、それ以外の国(むしろ時代)が許さない!
米国民も、相手を攻撃し続ける事や、犠牲が出続ける事に疑問を持っていたようだし。
だから「オバマ」だったんだな、と。
オバマ新大統領は、「祈り」で支えられていくでしょう。
それが「成功」や「信用」に繋がって行くと良いなあ。
七生さんは「無理」って言っていたけどね。まずは米国の中だけでも。
それから日本の話。
日本・・というより日本人はキチンと生活して、キチンと仕事して、キチンと勉強して行けば良いんだそうですよ。
七生さんは「だから私はキチンと本を書きます」
政治家や官僚も、国民生活がキチンと出来るよう、キチンと仕事して頂戴!
今日は朝から素敵な方とお会い出来て、テンション上がりましたvv
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