「お母さん これは正真正銘 お母さんのお雛さまだよ!!」
息子が、京都へ遊びに行きました折りに、買ってきてくれました。
「お母さんのおばあちゃんちの写真は いつもおばさまが
中心にして写っている。
これも ちっちゃいけど 立派な段飾りだでね!」
手のひらに乗るほど小さな段飾りのお雛様。
「京都はね お母さんの大好きなものいっぱいだよ!」
わたくしの飾り棚に入りきらないくらい、これからは
買ってきてくれるとの言葉が最後でした。
1年後のお雛様も待たず、愛する息子は交通事故で逝きました。
18歳になったばかりでした。
加害者の、泥酔運転の犠牲になったのです。
わたくしの飾り棚は、それから増えることはありませんでした。
時々は、友人や生徒さんが京都のお土産だと贈って下さいます。
わたくしは三人姉妹の真ん中。
姉には、背が届かないほどの赤い毛氈の七段飾りです。
でも、わたくしにはこのちっちゃなお飾りが、何よりの
嬉しい想い出のお雛様です。。。
↓
◎
yahoo!セカンドライフ コラム執筆中!是非見て下さいませ ←
クリックしてね!
◎簡単桃の生け花こちらも素敵!
◎yahoo!ブログ 『リベルテ(自由)』 ←
焼き物のお雛様up!こちらも素敵!