全十三回のこの教室の半分過ぎの7回目になりました。
一年間で13回の回数の積み重ねですが、コツコツと進歩してくれるのを見るのはわれわれも楽しみです。
今回、小寺先生から「秋の七草」のお話と、実物のお花の紹介がありました。
「はぎ・おばな・くず・なでしこ・おみなえし・ふじばかま・ききょう(またはあさがお)」のうち、
特にくず(葛)の花を示され、あちこちに雑草のように繁茂するつる植物の美しい紫の花を観賞することができました。
春の七草は「七草がゆ」のように食用のものであるのに対して、秋のものは生活に役立つものという指摘が新鮮に聞こえました。
『万葉集』の紹介もありました。
「萩の花尾花葛花なでしこの花女郎花また藤袴あさがほの花」山上憶良
筆者が子どもの頃(昭和三十年代)は、あちこちの野山で自然にみることもできた草花ですが、今時は中々見ることも難しいようですね。