ちりはしる あかきい落ち葉の おにごっこ
古傷に 降るか触るか 桜雨
流されて抗うことの悲しけれ流され巻かれ落ちて喘ぐも
秋雨は朝には止みて谷深く沈みぬ霧に木々静かなり
戦争法押し進めたる議員にはラベルを附して落としてしまえ
老いてなお きんもくせいや 人恋いし
戦争をしないさせないその後のとりどりに咲く花をし思ふ
七十年獣の道を忘れ去りここに極まる平和ボケかな
七十年未だ踏まえず打つ鐘を虚しく聞くやお精霊(しょらい)さん
沖縄戦を生きてき生きし少年兵老いたその歯がニガウリを食む