金木犀匂ふ径辺の草枕老ゆるがほどに同行二人
かぜ遊ぶ すすきの尾根に びわの湖(うみ)
秋の雲映し煌めくちりめんの近江の湖にえりと釣り船
みぎ若狭ひだりに琵琶湖見て辿るマキノの山に寒風うけて
秋の雲映し煌めくちりめんの近江の湖にえりと釣り船
みぎ若狭ひだりに琵琶湖見て辿るマキノの山に寒風うけて
池の辺に 柿の実落ちて 寺の跡 (永久寺跡にて)
畔の奥 御陵はいま 彼岸花 (衾田陵にて)
まだ若き稲穂にほへる道ゆけば夜都伎の宮の鈴の音かすか
人麻呂の弓月が嶽の歌碑に添ひ群れ咲く萩の山の辺の道
畔の奥 御陵はいま 彼岸花 (衾田陵にて)
まだ若き稲穂にほへる道ゆけば夜都伎の宮の鈴の音かすか
人麻呂の弓月が嶽の歌碑に添ひ群れ咲く萩の山の辺の道