
去年の秋、
庭の金木犀の花を無闇やたらと大量に摘んで
用途に迷った挙句、
ホワイトリカーにつけてみた。
→その時の記事『金木犀のお酒』
すっかり忘れていたけど
金木犀の美しい新緑がわさわさ揺れて
思い出させて。
床下収納庫から出してみた。
花を入れて1ヶ月くらいのときは
琥珀色だったけど
少し濃くなっていて…
ブロンズ?
グラスの富士山もきれいに映える。
赤富士になってる。

真下から見上げた金木犀の木。
かなり根元から
たくさん枝分かれしていて幹が多くて。
金木犀っぽくない感じ。
花をつけたリカーは、
驚くほど金木犀の香りがして
まろやかで、
ほんのり甘い。
お砂糖は入れなかったのに。
花の甘味なんだろうか。
メジロが来ていたくらいだから
蜜があるんだろうし。

金木犀の花を摘むのは
無心になれて、
好き。
その花を白ワインにつけた「桂花陳酒」は
甘味が強く、香り高い...らしい。
ワインには
もともと香りや葡萄の味わいがあるのに
金木犀の香りとどう交わるんだろう。
ホワイトリカーだけでなく
白ワインで作ってみてもいいのかも。

美しかった赤い新芽がほどけて
金木犀はいま
新緑がきらきらしている。
秋にはまた
あふれかえるほどたくさんの花を
咲かせてくれることでしょう。
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