私事で恐縮ですが、ペースメーカーの交換のため10日ほど入院し、今日、退院しました。
久しぶりに家に帰ると、近所の河津桜が一気に開花していていてびっくり。入院前は固い蕾だったのに、今はすでに八分咲き。今年もようやく、本格的な春の到来ですね。

今回は、初めてのペースメーカー交換でした。最初の植え込み手術と違って、手術自体は30分くらいで終わるのですが、大事なのはその後の感染症予防。医療機関によっては、翌日退院でその後は外来でフォローということもあるようですが、この病院ではきちんと術後管理してくれるので安心感がありました。(写真は私のフロアの食堂。現在は感染防止の観点から食事は患者のテーブルに直に配膳されるため、談話室として利用されています)

院内のあちこちに架けられた絵が、暇を持て余す私の目を楽しませてくれました。中でも一番好きだったのは、食堂に飾られていたこちらの油彩画。パリのような華やぎのある街並みが素敵です。

トレーニングルームでバイクを漕いでいるとき、目の前のしだれ梅にやってきたヒヨドリ。窓一枚隔てて野鳥を見ているだけでも気持ちが和みますね。

入院中は時間がたっぷりあったので、妻の小説や妻が参加したアンソロジー、電子書籍などのうち、比較的新しい作品をじっくり読み返しました。妻やアミの会の本を、こんなに短期集中的に読んだのは初めてです。あらためて読み返してみると、前は読み飛ばしていたことに気づいたり、同じところで ウルッときたりと、感動を新たにしました。

唐突に不整脈を発症したのは10年前の春。突然、心臓をギュッと鷲づかみされたような感覚から始まり、次第に眩量が酷くなるなど数日のうちに症状が進んでいきました。検査の結果、8秒前後の心停止が頻発していることが判明。冠攣縮性狭心症および胴不全症候群と診断されました。そんな歳でもなかったのに、私の心臓は早々とバッテリー切れを起こしてしまったという訳です。脈をとると、動いたり止まったり、時に「タタタタ」と力なく連射したり……看護師さんが驚くほど酷い不整脈でした。なんとか心臓を動かそうと、最後の力を振り絞っていたのかもしれません。自然治癒や治療による回復は見込めないため、左胸鎖骨付近にペースメーカー本体を植え込むことになりました。

それから10年、途絶えることなく言号を送り続け、心臓の拍動を維持してくれた小さな精密機械。おかげで私自身はもちろん、私たち家族も病気をあまり意識することなく、普通に暮らすことができました。今回、ペースメーカーに新しい命を吹き込んでもらったので、また10年間、一緒に頑張っていきたいと思います♪
久しぶりに家に帰ると、近所の河津桜が一気に開花していていてびっくり。入院前は固い蕾だったのに、今はすでに八分咲き。今年もようやく、本格的な春の到来ですね。

今回は、初めてのペースメーカー交換でした。最初の植え込み手術と違って、手術自体は30分くらいで終わるのですが、大事なのはその後の感染症予防。医療機関によっては、翌日退院でその後は外来でフォローということもあるようですが、この病院ではきちんと術後管理してくれるので安心感がありました。(写真は私のフロアの食堂。現在は感染防止の観点から食事は患者のテーブルに直に配膳されるため、談話室として利用されています)

院内のあちこちに架けられた絵が、暇を持て余す私の目を楽しませてくれました。中でも一番好きだったのは、食堂に飾られていたこちらの油彩画。パリのような華やぎのある街並みが素敵です。

トレーニングルームでバイクを漕いでいるとき、目の前のしだれ梅にやってきたヒヨドリ。窓一枚隔てて野鳥を見ているだけでも気持ちが和みますね。

入院中は時間がたっぷりあったので、妻の小説や妻が参加したアンソロジー、電子書籍などのうち、比較的新しい作品をじっくり読み返しました。妻やアミの会の本を、こんなに短期集中的に読んだのは初めてです。あらためて読み返してみると、前は読み飛ばしていたことに気づいたり、同じところで ウルッときたりと、感動を新たにしました。

唐突に不整脈を発症したのは10年前の春。突然、心臓をギュッと鷲づかみされたような感覚から始まり、次第に眩量が酷くなるなど数日のうちに症状が進んでいきました。検査の結果、8秒前後の心停止が頻発していることが判明。冠攣縮性狭心症および胴不全症候群と診断されました。そんな歳でもなかったのに、私の心臓は早々とバッテリー切れを起こしてしまったという訳です。脈をとると、動いたり止まったり、時に「タタタタ」と力なく連射したり……看護師さんが驚くほど酷い不整脈でした。なんとか心臓を動かそうと、最後の力を振り絞っていたのかもしれません。自然治癒や治療による回復は見込めないため、左胸鎖骨付近にペースメーカー本体を植え込むことになりました。

それから10年、途絶えることなく言号を送り続け、心臓の拍動を維持してくれた小さな精密機械。おかげで私自身はもちろん、私たち家族も病気をあまり意識することなく、普通に暮らすことができました。今回、ペースメーカーに新しい命を吹き込んでもらったので、また10年間、一緒に頑張っていきたいと思います♪