平然さを装ってはいるが、打たれ弱い。
外圧をものともしない人も居る様だが、ご指南頂きたいものだ。
悩みは一向に尽きず、湧き出ては消え、消えては湧き出る。
生きている内は悩みが消える事は無い。
欲も同じである。
祝詞や経を唱えようが、瞑想に耽ても消える事は無い。
もう此れは人生にもれなく付いて来るオマケの様なものなのかも知れぬ。
吾の場合、悩みや欲、難題がチョロチョロと湧き出るならいいが、間欠泉が勢いよく噴き出す様に一気に襲って来る。
まぁ其れでも、今日まで細々と生きて来られたので、投げ出さずやれているのはそこそこ耐性が付いていて、欲が抑えられているのかも知れぬ。
中々、己の事は解らぬもので、現在の己を見て判断を下すしかない。
人は此の世を去る迄、欲を出し悩み続ける。
生前に祖母がよく云っていた言葉を思い出した。
「何の問題も起こらずに過ごせれば世話は無い。カネが在れば在ったで悩み、無ければ無いで悩む。人間はなぁ、無いものを欲しがる勝手な生き物だ。欲をして自分の股を裂くって昔の人はよう云ったもんだ」
欲は際限が無い。
何でもそうだが、程々が良い。
過ぎたるは及ばざるが如しである。