「紅麹」を使ったサプリメントで死者、腎臓疾患等の健康被害が続出している。
現段階で4名の方が亡くなっている。
今後増えるかも知れぬ。
しかし凡ての製造ロットではなく、特定のロットNo.のものからと云う所を冷静に見なくてはならない。
紅麹は色んな物に多岐に渡って使用されている様で、現在吾々が口にしている味噌や其の他の食品にも幅広く使用されている。
では、使用されている凡ての食品やサプリが皆危険かと云うとそうではないと思う。
吾々は0か100で判断しがちなので、闇雲に断罪しては本質を見誤る。
サプリメントと一口に云っても多種多様である。
薬ではないので気軽に服用出来る。
巷に出回っているサプリメントは果たして大丈夫なんだろうか。
直ぐに症状として現れれば即ヤメ出来るが、時間(月日、年月)を掛けて身体を破壊するものだと手遅れとなる。
効能が在りながら、副作用も在る。
これはどの薬剤でも云える事である。
普段の食生活が一番安全なのか。
だが、バランス良く食事を摂るのは非常に難しい。
管理栄養士でも雇っていれば食生活が整うが、そんなカネは無い。
アスリートは管理栄養士を雇って体調を整える。
吾の様な低層の貧乏人には無縁の話である。
まぁ、其れはさておき。
吾々は何を食ったら害にならぬのか。
身近に在る食品全てには保存料、発色剤等の色んな添加物が使用されている。
病院等の入院患者に出される病院食でさえも同様だ。
巷では食品添加物によって命が危険に晒されると喧伝されている。
では、無添加等の自然食品が良いのかと云えばそうでもない。
保存料、添加物が無いものは品目が限られていて日持ちがしないので量多く買えないし、高い。
面倒臭がりの吾には煩雑過ぎて手に負えない。
スーパーによっては無添加の自然食品のコーナーが在る。
ナチュラリストがそう云うものを求めるんだろう。
吾の様に、幼少の頃から添加物塗れの生活を送って来た身としては、今更ナチュラリストに転向する気は無い。
人間が持つ最大の欲望は、
「常に健康で在りたい」
である。
しかしながら、24時間そして命尽きる其の時迄、吾々は外圧(ストレス)に晒されている。
ストレスを消す事は出来ない。
ストレスを誤魔化す事は出来るので、吾々は騙し騙し生きていくしか手が無い。
今となっては添加物に晒されながら生きていくしか無いのが現状である。
其の中で出来る唯一の回避手段は、消費期限切れを食わぬ様に気を付ける事しかない。
此れに尽きる。